2015 年頭ご挨拶



アサヒグループ
ホールディングス株式会社
代表取締役社長 兼 CEO
泉谷 直木

企業価値向上をはかり
経済活性化の一翼を担いたい

 ―昨年、米国経済は着実な回復傾向を示し、世界的金融危機からの脱却を確実なものとしてきました。またアジアを中心とした新興国においては、経済の成長スピードは若干鈍化してきたものの、依然としてポテンシャルは大きく、今後も世界経済の成長に向けた牽引役を担っていくと考えられます。一方、日本国内においては、昨年、アベノミクスの効果が徐々に現れてきて、日本経済は成長軌道に乗ったかのように見えましたが、その後の4月の消費税増税をきっかけに、再び見通しが不透明となってきました。
 アサヒグループは、2013年からの3年間で「中期経営計画2015」に取り組んでいます。一昨年、そして昨年と「国内で培った『強み』を活かした既存事業の成長」「国内事業ネットワークの拡大による事業基盤の強化」「M&A・提携による海外成長ネットワークの拡大」を中心とした「バリュー&ネットワーク経営」を推進してきました。2015年は、この「中期経営計画2015」の総仕上げの年として、引き続きグループ一丸となって、企業価値向上に向けた取り組みを進めて参ります。
 本年、日本経済が活力を取り戻し、「次の時代を目指す年」として大きな飛躍ができるかどうか、その成果が問われる一年になるかと思います。私達アサヒグループは、日本経済の、そして世界経済全体の更なる活性化に向けて、その一翼を担えるよう、これまで以上に業務に邁進していく所存でございます。

※概要を抜粋して掲載しています