第34回全青連通常総会
次回の研修会は愛知県蒲郡市で開催

 平成29年6月12日(月)、さいたま市大宮ソニックシティーで、第34回全青連通常総会が開催されました。冒頭、岩本和也全青連会長(兵庫県)より「埼玉は西武ライオンズの地元ですが、私は兵庫県で阪神タイガースのファン。私事ですが阪神タイガースの藤川球児というピッチャーが13、4年来の友人です。彼が二軍の時に、“食は誰にでもついて回るもの。飲食業の方々はすごいですよね。”と言ってくれました。“お前たちが一生懸命やっている姿を見て、俺たちは勇気をもらって仕事をしている。だから頑張ってほしい〟と僕は言いました。それから1年後、彼は一軍で活躍するようになり、2年後にはオールスターに選ばれ、清原から奪三振という伝説的な対決で観客を魅了しました。
 我々飲食店が大型店に勝つためには、こんなふうにお客様を感動させるような演出が必要なのだと思います。今大会で商売のヒントを得て地元に持ち帰ってほしいです」と挨拶がありました。
 続いて役員とオブザーバーの方々が紹介され、審議に入りました。
第1号議案「平成28年度事業報告の件」では、昨年の富山県大会で地元富山県組合役員や青年部の多大な協力を得て、第33回全青連通常総会、懇親会を開催。翌日には全国大会事業を実施。従来の電解還元水整水器販売事業の展開等が報告されました。
 山口県研修会では“とらふく身欠き”と調理実習、現在では下関市彦島南風泊市場のみで採用されている“袋セリ”についての解説などが講習会で行われました。親睦会は歴史の舞台にも登場する“春帆楼”で行われ、翌日は関門自慢の海の幸を中心としたレストランや土産物店が立ち並ぶシーサイドモール“下関カモンワーフ”等を視察しました。
 群馬県研修会は、全青連全女連合同事業として行われ、「キャリアコンサルタントが伝える接客と集客のアイデア」を演題とした講演会、翌日は東国文化発祥の地・高崎地域にある日本最古級の石碑 “多胡碑”と記念館、そして5世紀後半に造営された保渡田古墳群と、古代の王の館の暮らしなどについて展示されている「かみつけの里博物館」を視察しました。
 第2号議案「平成28年度収支決算報告」に続き、第3号議案「平成29年度事業計画(案)の件」では、基本的な事業として
①飲食業の経営に関する研究・調査活動
②情報の収集並びに交換
③会員相互の親睦と団結強化
④全飲連ブロック各県への事業推進協力
⑤未結成県青年部会への勧奨
⑥全飲連活動推進への積極的協力とピーアール
⑦その他全青連に関する事業
があげられました。
 第4号議案「平成29年度収支予算案の件」では、沖縄県が加入し、大分県が休会したため25組合、各組合からの会費の計に変更はありません。
 第5号議案「その他」では、全青連研修会が、平成29年11月7日・8日に愛知県蒲郡市で行われると報告されました。人口8万人ほどの小さな町で水産業が盛んな所です。
 全ての議案が審議され承認されました。