平成28年度 第3回正副会長会議・理事会
全面禁煙断固反対! 喫煙環境ステッカー貼付
署名活動など、今こそ組織力を発揮 |
「平成29年度第3回正副会長会議・理事会」が、平成29年3月23(木)14時より、群馬県高崎市内の高崎ビューホテルにて開催されました。
冒頭、群馬県飲食組合の深堀達義理事長より歓迎のあいさつがありました。
「間もなく、国際大会をはじめ大きな大会の誘致も可能な新体育館がオープンします。2019年には高崎駅東口に音楽ホールができ、翌2020年にはコンベンションホールができる予定です。東京から新幹線で50分、大宮から25分という地の利から、これらの公共施設の利用が飛躍的に伸びることが期待されます。交通の要衝であり利便性が高まる高崎で、会議や研修などの機会を増やしていただければ幸いです」と述べました。
続いて森川進会長より挨拶があり、「本日の理事会では平成29年度の事業計画案を承認いただきますが、受動喫煙防止対策規制強化の問題は、我々飲食業界にとって深刻な問題です。厚生労働省、自民党・民進党の議員さんなどに、分煙の方向で陳情活動を展開していますが、医師会と厚生労働省が強硬姿勢を崩しません。引き続き全面禁煙反対を訴えていきます」と熱を込めました。
森川会長が議長に選出され、審議に入りました。第1号議案の「平成29年度事業計画案の承認の件」についての説明が、小城専務よりありました。(2頁参照)当連合会としては、生衛関連税制改正における交際費損金算入制度の延長等、今後の飲食業界への消費拡大を求めていきます。何より受動喫煙防止対策規制強化に向けた対応には、これまでの自主的対策が認められるよう様々な運動を展開し経営に影響が生じないように引き続き活動していく必要があります。
また、併せて組合員加入促進にも腰を据えて取り組んでいきます。
中でも、生活衛生関係営業対策事業補助金が、一般には削られることが多い中、森川会長をはじめ執行部の熱心な働きかけで、28年度の1、028百万円から29年度は1、043百万円に増えている点は特筆すべきところです」。
第2号議案の「平成29年度収支予算案の承認の件」について、中田財務委員長・園田事務局長より説明がありました。続いて、第3号議案の「全飲連災害基金給付規定(案)について」では、『全飲連災害基金給付規定(案)』を作成したことが報告され、平成29年3月23日現在、全国の各組合より集まった災害義援金の収支の内訳について説明がありました。
第4号議案の「政府における受動喫煙防止対策強化法案に対する活動等について」では、小城専務とJTの薩野氏より資料提供と現状についての説明がありました。
今年1月12日に都内で行われた「受動喫煙防止対策規制強化に対する緊急集会」と銘打った総決起大会では、生衛業界だけでなく他団体の方も入れて総勢550名が集まりました。そして「全ての飲食店について“原則建物内禁煙”とし、喫煙室を設置する以外は禁煙を義務づけ、違反した場合には罰則を適用する」という厚労省の強化案(たたき台)に対し、各団体の代表が反対の意見表明を行いました。しかし、3月1日に改めて厚労省より提示された法案は、原則全面禁煙(喫煙専用室設置可)で、小規模店や経済的余裕のない店舗は実質全面禁煙とせざるを得ない内容に変化はなく、それどころか、テラス席等の敷地内屋外における喫煙も不可≠ニなっており、諸外国よりも厳しい規制です。バックヤード等の事務所も、政令にて同様の規制内容≠ニなっています。
自民党議員の280名が所属する「たばこ議連」では、“飲食店は禁煙・分煙・喫煙を選択可能とし、喫煙環境の提示を義務化”するという内容で、厚労省の規制案に対案を示し、厚労部会へ提出。また、自民党議員約80名が参加する「受動喫煙防止議連」は、厚労省案を後押しする立場を表明。喫煙環境の提示措置について、業界との約束を反故にするスタンスに変化した模様。民進党の「分煙推進議連」では、飲食店への規制内容は、概ね自民党たばこ議連と似通った内容になっています。
そして、超党派の「禁煙推進議連」は、通常国会で厚労省規制案のまま法案を成立させることを要請するなど、議論の収拾がつかない状態となっており、法案の国会成立はまだ先となりそうです。
総務委員長で大阪の亀岡理事長は「飲食業組合の役員をしている自分にとって、組合の仲間がみんなで力を合わせていくことが大切。この受動喫煙防止対策規制強化の問題は、我々に与えられた大きな試練といえます。これを乗り切って業界を守ることは組合員を守ることで、成功した暁には、議員さんなど周囲から一目置かれる存在になるはず。言うべきことは言い、対応すべきことは対応する。情熱を持ってやらなければならず、成功すれば大変な自信になる」など、全飲連存続の意味を示し、げきを飛ばしました。
第5号議案の「創立55周年埼玉県大会について」では、宍道大会委員長より「理事会で参加をお願いする最後の機会となりました。より多くの皆さんの参加で、創立55周年の記念大会を盛り上げてください」と挨拶がありました。また、小城専務より大会スローガン案が発表されました。最後に大会実行委員長の飯野埼玉県理事長が「参加申し込みをいただいていない県がありますので、参加申し込みをお待ちしています。2800名も入る会場です。6月13日は是非埼玉にお越しください」と呼びかけました。
全ての議案は審議を経て満場一致で承認され、理事会は終了。
その後は親睦会となり、今回は全飲連・全青連・全女連合同で行われました。