平成24年度の外食産業市場規模は前年比1.5%増 |
弁当などテイクアウトの料理品小売業も入れると1.8%増 |
公益財団法人食の安全・安心財団付属機関の外食産業総合調査研究センターが発表した「平成24年外食産業市場規模推計」によると、平成24年の外食産業市場規模は、東日本大震災の反動等により、世帯1人当たり外食支出額が増加したことや、同じく震災の反動により法人交際費の下げ止まりが予想される等から、前年比1.5%増加、23兆2,386億円と推定されました。
その中で「飲食店」の市場規模は、前年より2.0%増加し、12兆4,686億円となっています。内訳は、ファミリーレストランや定食店などの一般食堂、日本料理店、西洋料理店、中華料理店・その他の東洋料理店(焼肉店等も含まれる)を含む「食堂・レストラン」(対前年増減率3.2%増)、「そば・うどん店」(立ち食いそば・うどん店も含まれ、同0.8%増)は増加しましたが、回転寿司を含む「寿司店」(同0.7%減)や「その他の飲食店」(ファストフードのハンバーガー店、お好み焼店も含まれる、同1.7%減)は減少しました。
持ち帰り弁当店や総菜店、テイクアウト主体のファストフードなどの料理品小売業の市場規模は、6兆4,648億円で、前年より2.7%増加しています。
また、ホテル、旅館での食事・宴会など「宿泊施設」の市場規模は、震災の影響が薄れる中、稼働率の改善傾向等から、全体として前年より4.7%増加しました。
