地域貢献や食の活性化

「全飲連会長特別感謝状表彰」
      おめでとうございます

 組合員の皆さんの中には、地域に密着したご商売に励みながら、地域の食の活性化や地域社会への貢献活動などに日々ご尽力されている方々が多くいらっしゃいます。この度、目覚ましい活躍のあった全国6支部に「全飲連会長特別感謝状」が贈られることとなり、創立50周年記念東京都大会において表彰式が行われます。今回は、そのうちの3支部の活動をご紹介します。

●群馬県飲食業生活衛生同業組合・伊勢崎米飯組合
防犯ボランティア・
外出支援ボランティア
活動を展開
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  群馬

 昭和60年9月より続けてきた特別養護老人ホーム愛老園での「外出支援ボランティア活動」には約20名の組合員が参加しています。毎年9月に入所者のためのミニ旅行を実施し、職員と組合員が協力し施設見学やレクリエーション、食事介助などを行っています。近年、組合員の減少に伴い27年間続くボランティア活動が予算難に陥り存続が危ぶまれていましたが、会議で相談した結果、会員に協力してもらいアルミ缶の回収を実施してボランティア活動の予算に充てることにしました。組合長の斎藤征夫さんは「初めて参加した時に、ちょっとした手助けをしただけで、拝まれるほど感謝され感激しました。活動を通して、人の痛みが分かるようになったのも大きな収穫。今後も継続できるよう努力していきます」と話しています。
 もう1つは、地域の子どもたちへの「見守り声かけ運動」を展開する防犯ボランティア活動。きっかけは子どもが巻き込まれる事件や事故が増えたことで、子どもや孫がいる組合員も多く、子どもたちの安全確保のために取り組みたいとの声があがりました。そこで、多くの飲食店が店を閉める15時の休憩時間を利用し、下校する子どもたちに「おかえり」と声を掛ける運動を始めました。最初警戒していた子どもたちも、「ただいま」と元気に返事をし、学校であったことも話してくれるようになりました。 この運動の輪が県内、全国へと広がっていくことが、伊勢崎米飯組合の皆さんの願いです。



●愛知県飲食生活衛生同業組合・大府支部
福祉施設や
まちづくりを支援
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  愛知

 大府市内の社会福祉施設の運営に協力するかたちで、12〜13年前から支部内組合員の各店舗でペットボトル募金を行っています。
 また、地域まちづくりへの協力として、行政、商工会議所とともにプロジェクトチームを組織し商品開発(新メニュー)調査を行ったり、大府支部でグルメ紹介リーフレットを制作・配布したりといった取り組みを行っています。
 さらに、平成17年からは飲酒運転撲滅のための啓蒙活動にも取り組み、健全で温かく、活力のあるまちを目指して地域振興に尽力しています。



●石川県飲食業生活衛生同業組合(ほくりく外食産業展実行委員会)
30回目となる
外食産業展の開催
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石川                

 石川県飲食業組合と組合指定業者会「飲和会」が、外食産業界の活性化と、食文化の向上、地産地消や衛生思想の普及等を目的に一般消費者を対象とした「ほくりく外食産業展」を毎年開催し、今年は30回目を迎えます。30回記念は感謝祭として、飲食業界としての新しい取り組みである、金・土・日開催に挑戦します。新規販路の開拓(学校、病院、給食関連、介護施設との商談会の開催)や、食を楽しむ多彩なイベント、石川のご当地グルメの提供等で、家族揃って楽しめる「食と祭り」を演出します。そして2014年開業予定の北陸新幹線開通を見据えて取り組みを強化し、県外からのお客様に「石川県に来てよかった」と言ってもらえるよう、食を通して下支えします。
 また、このイベントでは、ほくりく外食産業展実行委員会として、血液助け合い運動を実施。献血運動推進全国大会において、これまでに献血優良団体として、日本赤十字社石川県支部長から、感謝状が贈呈されています。