環境にやさしい店づくりのための
省エネのポイント一般飲食店における省エネルギー対策
パンフレットを作成平成20年度生活衛生営業振興推進事業として、全飲連が取り組んだ「一般飲食店における省エネルギー対策」をわかりやすくまとめたパンフレット「環境にやさしい店づくりのための省エネのポイント」が去る3月に完成し全国の組合員に配布されました。
私たちができる自己防衛策は「省エネ」です。全飲連を構成する地域の飲食店でも、省エネに取り組むために、このようにエネルギーの使用実態を確かめることから始めることが大事です。
メタボ対策などで最近流行のレコーディング・ダイエット。毎日の体重や体脂肪をチェックすることで、やる気を引き出しダイエットの成功に導くというものです。飲食店の省エネの場合も同じで、(1)まず現状の使用量を把握し、(2)減らすべきところを見極めて実施し、(3)削減に取り組んだ結果、どれくらい減ったかを確認し、それを記録していくことで、更なる省エネが実現できます。
まずは第一歩、現状の把握、使用実態の把握から始めましょう。使用実態を確かめるために、毎月の電力、ガス、水道の使用量を書き出しましょう。その数値に二酸化炭素の排出係数を掛け合わせることにより、CO2の排出量が簡単に算出できます。その使用割合の多いところから改善します。
冷凍冷蔵設備、照明、空調、換気など用途別に見てみましょう。それぞれどのような使われ方をしていますか。季節でも使用量は違ってくると思います。例えば、夏の電力使用量、冷房のウエイトが大きいと思います。冷蔵庫の消費量も増えます。また冬は、暖房や厨房機器、給湯の消費量が上がります。春や秋は、冷暖房の需要が低い分、年間を通してコンスタントに使われている照明など、ベースとなる消費量を確認するのにいい時期です。季節毎に確認してみましょう。
今回作成されたパンフレットでは、空調、照明、換気、冷凍冷蔵庫、厨房の加熱器の使い方の改善と設備のメンテナンスの重要性がわかりやすく説明されていますので、ご活用ください。
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