食育推進基本計画、来春めどに策定

 政府は10月19日に、総理大臣官邸で「食育推進会議」(会長・小泉首相)の初会合を開きました。
 会合で小泉首相は、「知育、徳育、体育はそれぞれ大事だが、基本は食育だと思っている。厚生大臣の時も話してきたが、最も大事なのは食生活である。食は文化であり、食事は人間関係を作る面において最も基本的なものである。食育推進会議が有意義なものとなるようお願いしたい。」と挨拶を行なった。
 この初会合では、食生活の大切さを教える「食育」推進に向けた基本計画を来年3月末をめどに策定することが決まりました。推進会議は食育基本法に基づき、食育の普及活動をしている服部幸應・服部栄養専門学校長ら有識者12人と棚橋食育相ら13閣僚を委員として8月に発足したものです。

※食育基本法:食育を「生きるうえでの基本で、知育、徳育、体育の基礎となるべきもの」と位置づけ、その推進に向け、国、地方自治体と教育、農林漁業、食品などの関係者の責務や、国、自治体の体制などを定めた法律。今年6月に成立し、7月に施行された。法試行に合わせて、棚橋科学技術相の担当事項に食育が加わり、内閣府には食育推進室が新設された。