'05食博覧会・大阪


食べる感動、食べる楽しさをテーマに
ゴールデンウィークに66万2,000人を集客!
  亀岡大阪副理事長

 ゴールデンウィーク期間中の4月28日(木)〜5月8日(日)の11日間、大阪のインテックス大阪で、「食博覧会・大阪」が開催されました。主催は食博覧会実行委員会で、財団法人大阪21世紀協会と社団法人大阪外食産業協会が中心になり、大人から子どもまで誰でもが楽しめる「食」をテーマにした様々な催し物が盛りだくさんのイベントでした。
 大阪府の亀岡育男副理事長(元全青連会長)も、大阪外食産業協会の副会長として、「食博覧会・大阪」の広報・行催事本部長として中心的な役割を担っていました。
 「食博覧会・大阪」は、1985年の第1回目より、4年に一度のペースで開催されているもので、過去5回で280万人以上を集客し大阪を代表するイベントして定着しているとともに、回を重ねる毎に大きな期待が寄せられています。
 イベントはインテックス大阪の会場を全て使い、1号館では日韓国交正常化40周年を記念し、韓国の感動のリズム、魂のフードエンタテイメント「NANTA」を上演。2号館は「味の旅」テーマ館で「世界の麺文化」をおいしく食べて、楽しく学ぶ。3号館は「世界の味覚館」で 巨大ビアホールで豊かな稔りのフェスティバル。4号館は「快適食創造館」で 今話題の食品からITまで、豊かな食卓の提案。5号館は「宴」テーマ館で、和・洋・中・菓子の競演、伝統の宴再発見。6号館は「日本の味覚館」で全国各地から祭、名物、特産品が大集合という食関わる一大エンターテインメントとして構成されていました。
 「食博覧会・大阪」が第1回から基本テーマとして掲げてきたのが「宴」。この食博の魂とも言える「宴」の心と技に表現されたことは、何時の時代においても日本人の、いや人類共通の楽しみのスタイルだといえます。人々の食に関する関心が新たな転機を迎えているなかで、人々の欲求は、よりナチュラルであることや心理的な満足感を尊び、「衣食住」を共に豊かにする意識がよりいっそう高まっています。「水」や「米」といった人間の文明の根幹に影響を与える天然資源に対する取組みといった世界的な動向をとっても、食に求められる安全性の側面は将来に向けてますます高まっていきます。そのような時代や人々の関心が高まる中で、食を楽しむこと、ひいては生活を楽しむことをもう一度人々に感じてもらい、豊かな食文化、楽しい食生活を提案、創造していける「宴」である「食博覧会・大阪」が開催される意義は大きなものがあるといえます。
 また、「あの人に食べさせてあげたい」という「食博覧会・大阪」のキャッチフレーズが実感できる、心から楽しめる食の祭典であったといえます。