東京と大阪の青年部が交流
 
飲食業の仲間同士が、膝を交えて本音で学びあう

 東京都の青年部は、昨年9月25・26の両日、大阪の青年部を訪ね、合同研修会と交流会を行いました。これは、昨年6月の全国愛知県大会において、東京都の青年部が大阪の青年部に申し入れて実現したものです。東京都の青年部にとっては、初の本格的な同業者との研修と交流会でした。
 今回の交流のテーマは、「大阪発東京行き」ということで、大阪の食文化がいかに東京に通じるのかということを研修しました。景気の回復感が実感できないとはいえ、「くいだおれの街・大阪」には学ぶものがたくさんあったといえます。
 初日は、北新地の「スエヒロ本店」にて研修。三宅清社長による「しゃぶしゃぶ」の由来やトレードマークである「棟方志功」の絵についての説明の後、名物「しゃぶしゃぶ」を味わいました。次に、ミナミの「北極星本店」へ。オムライス専門店ながらも、ひっきりなしの来客。客室はもちろん厨房まで見学させていただきました。その後、北橋茂登志社長を囲んでの研修会を行いました。
 2日目は、お好み焼き「ゆかり千日前店」にて山下吉夫社長より大阪の「粉モノ」文化や同社の経営戦略についての説明を受け、自慢のお好み焼きを賞味。法善寺やミナミの繁華街視察の後、道頓堀の「くいだおれ」にて懇親会。柿木道子専務による「くいだおれ太郎」人形の秘話などを拝聴。「タコ焼き音頭」を踊りながらの宴は大いに盛り上がりました。

全飲連の新しい活動のあり方を示唆
 今回の研修は、青年部ばかりでなく、まさに、全飲連の新しい活動のあり方として注目されます。また全飲連の東西の二大組合の青年部が、膝を交えて本音で交流できたことは、全国の青年部活動にも大きな影響を与えるとものであると期待されます。