イ・ベ・ン・ト・レポート
農林水産祭「実りのフェスティバル」
全国の郷土特産物が勢ぞろい!楽しく、安全な、おいしい食事を提唱
11月19日〜20日に東京ビッグサイトで、農林水産祭「実りのフェスティバル」 が開催され、全国の郷土特産物が勢ぞろいしました。
見て、食べて、飲んで、遊んで、いろんなことを体験しましょう! 楽しみながらもっと食品の事も考えてみませんか? との呼びかけに多勢の人々が会場を埋めつくしました。
このイベントは農林水産省と(財)日本農林漁業振興会が主催。農林水産業と食に対する国民一般の理解の増進と農林水産物の消費の拡大に資するため、都道府県、中央・地方農林水産団体の協力を得て、農林水産業啓発展及び地域農林水産展が開催されたものです。
昭和60年度の第24回からは、内外とも厳しい環境下にある農林水産業への深い理解を一般国民に求めるため、時の政策課題に対応した、或いは一般国民の関心度が高いテーマについて政府特別展示を行っています。
また今回のフェスティバルでは、47都道府県の郷土農林水産業の紹介展示、郷土特産農林水産物の展示即売、試飲・試食等が人気を集めていました。
食への国民的関心が高まり、食の安全と健康づくり、そして楽しくおいしく食事の提供が大きな課題となっている中で、この「実りのフェスティバル」も、このテーマを全面に打ち出したものとなっていました。
来年1月に開催される「ニッポン食育フエア」を始めとして、食の安全や教育にかかわるイベントは、いまや農水省の取組みの方が、はるかに厚労省より進んでいます。
また、飲食店とまちづくりや地域振興という視点からは経済産業省や国土交通省の政策展開や取組みが進められ、今後の地域の飲食店のあり方を考えていくには、衛生面では厚労省と関わりがあるものの、国民の健康づくりや地域の食文化の創造という視点では農水省、経済産業省、環境省などとの連携や情報収集も重要です。そのことを改めて感じさせたイベントでもありました。