平成16年度春の叙勲・褒章

中島康介秋田県理事長に旭日双光章
真藤和典広島県理事長に藍綬褒章

 環境衛生に関する功労により、平成16年度春の叙勲で中島康介秋田県理事長と真藤和典広島県理事長が、それぞれ旭日双光章と藍綬褒章の栄誉に輝きました。
 旭日双光章を受章した中島康介秋田県理事長は、昭和8年生れで、平成5年には藍綬褒章を受章しています。昭和31年に飲食業界に入り、昭和43年2月に秋田県飲食業環境衛生同業組合理事に就任以来、業界の指導者として活躍を続けています。
 一期一会の精神、出会いを信条に、サービス業は多くのお客さんとの出会いの積み重ねが、商売の基礎を築くと解いています。また、地域に根差した飲食業者ということが、信用を築き、地域の中で業界の評価を高めることになると、地域活動の重要性を指摘しています。
 52歳で理事長に就任。全飲連でも古参の理事長として飲食業界での数々の要職を歴任。秋田県の指導センターの理事長も昭和62年から平成5年まで3期務め、昨年再び就任しました。全国でも早い時期に建設された秋田の環衛ビルを運営管理する環衛協会の専務理事も務めています。
 現在は全飲連副会長、組織委員長を務め、ますますその活躍が期待されています。
 藍綬褒章を受章した真藤和典広島県理事長は、昭和17年生れで、昭和34年より約10年間日本相撲協会時津風部屋で活躍し、十両まで昇進。昭和43年12月に相撲協会を引退後、相撲界における独自の伝統料理を一般消費者へも普及させることを信念に、昭和44年2月「チャンコ安芸の国」を開業しました。
 以来35年にわたり業務に精通しながら、業界の指導者として活躍を続け、昭和54年5月に広島県飲食業生活衛生同業組合理事に就任、常務理事、副理事長を経て現在、同組合理事長、全国飲食業生活衛生同業組合連合会副会長を務めています。
 指導力と人格から中国ブロック長を兼任し、日夜、生活衛生営業の振興発展、公衆衛生の向上、普及に努力するとともに組合組織の拡充 強化にも尽力しています。
 良識を持ちかつ責任感が強く、あらゆる諸問題にも沈着冷静で、先ずは組織の利益を先行し、行動力と指導力に富み、卓越した見識と人の和を重んじる温厚、誠実な人柄への信頼と信望も極めて厚いものがあります