イ・ベ・ン・ト・レポート
第一回食育総合展「ニッポン食育フェア」開催
1月17・18日の両日、東京国際フォーラムで農林水産省の提唱による「第一回食育総合展 ニッポン食育フェア」が開催されました。
このフェアは、地域に根ざした食育推進協議会と(社)農山漁村文化協会が主催し、文部科学省と厚生労働省が後援し開催されたものです。
近年の食生活については、食習慣の乱れや、食料の安定供給、食料資源の浪費など、多方面に影響をおよぼしています。また、食の安全、安心に対する国民の関心も高まっています。
このため、消費者が望ましい食習慣の実現及び食の安全について、自ら考えることを促進するとともに、子どもの頃から「食」の安全、「食」の選び方や組み合わせ方などを教え、「食」について関心を持ち、自ら考える習慣を身につけさせる「食育」を推進することが重要であり、このため国民的な運動を展開していくことが必要となっています。
「ニッポン食育フェア」は、このような食を取り巻く状況を踏まえ、地域の特色を生かす健全で安心できる食生活、地場産物の活用による消費者と生産者の相互理解の推進、地域に伝わる伝統的な食文化の継承などを紹介し、食育の一層の推進を図ることを目的として開催されました。
地域に根ざした食育、学校の食育、家庭の食育、世界の食育、安心安全の食育、地産地消のスローフード、海・山・里の恵み、食育サポーターなどの多彩な展示コーナーが設けられ、食育が単に食だけの問題ではなく、21世紀の人々と地域、そして地球全体に関る大きなテーマであることを浮き彫りにしていました。
会場には、楽しく美味しく、安心安全な食を考えるために、知って得する情報、食品、暮しの技などが全国から集められ、子どもから高齢者までが幅広い世代が来場し、食育に対する関心の深さがうかがえました。