2004年 年頭所感
(社)日本音楽著作権協会 理事長 吉田 茂
新年、あけましておめでとうございます。平素は当協会の業務にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。また、日本経済が厳しい折、音楽著作権使用料をお支払いいただいており、重ねて御礼申し上げます。
昨年は、音楽業界にとりましても引き続き厳しい年でありました。音楽CDの売上はピーク時の三分の二を下回りかねないほど減少、上昇傾向にありましたカラオケの著作権料徴収額も、このところ前年度実績を下回っております。
一方、各種のエンターテインメント・コンテンツの出現と産業化は音楽の利用形態にも大きな変化をもたらし、私どもは音楽著作権に関わるこのような状況に、迅速かつ的確に対応していくことが求められています。また、公益的団体として、著作権擁護活動や不正商品対策、著作権思想の普及や各種文化事業、さらに外国団体との交流などの諸活動を進めていくという役割を果していかなければなりません。
これらはいずれも困難な課題でありますが、役職員一同、心を新たに総力をあげて取り組んでまいる決意でありますので、本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
本年が飲食業界の皆さまにとりまして素晴らしい年になりますよう、心から祈念申し上げます。