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野菜にこだわった「サラダが旨い」居酒屋

 北九州市にある居酒屋「菜's(さいず)」は、野菜にこだわり、野菜を主役にした居酒屋として評判の店である。エントランス脇には、土の付いたままのその日仕入れた芋類やねぎなどがどっさりと置いてある。
 新鮮な魚と野菜を主役としたサラダが何種頼もあり、これが女性客に好評である。野菜は有機野菜や産直野菜なら何でも良しとはせず、確認して納得した上で仕入れる。美味しい野菜であることは、付き出しで出される漬け物(お代わり自由)でもわかる。また、創作野菜メニューの数々は、日替わりメニューとして開店以来一日も休まず考案され続けている。完成した日替わりメニューは、毎日、丁寧に手書きで作成するというこだわりを見せている。(日経レストラン/13年1月号)
〈ポイント〉
1.「野菜=ヘルシー」を訴えることで店舗のコンセプトを明確化
2.素材へのこだわり
3.野菜に魚や肉を合わせたお客を飽きさせない豊富なメニュー

個室を中心とした店づくりと創作和食を売り物に
 東京都渋谷区に、平成12年12月出店した創作和食店「かまくら」は、立地はビルの四階だが、ウエイティングの絶えない繁盛店である。人気の秘密は、魅力的な店づくりと創作和食にある。
 店内にかまくらを模した個室が四つあるほか、木造りの個室が五つあり、個室の上にもロフト席の個室が五つある。内装は、田舎の畑やあぜ道と周辺の家屋をイメージしており、非日常的で落ち着いた空間を創出している。
 創作和食は、女性客をターゲットに、フードコーディネーターと相談して作成。揚げ物や煮物などの調理法ごとに、春、夏、秋、冬とカテゴリーを分けたメニュー表記としている。(月刊食堂/13年4月号)
〈ポイント〉
1.個室を主体に「くつろぎ」の空間を演出
2.四季を感じさせるメニュー作り