栃木県大会で新事業もスタート
第18回全青連通常総会
全飲連青年部会は、6月5日、宇都宮グランドホテルおいて、全国から48名の代表者の参加により第18回の通常総会を開催しました。
総会は事務局の進行により、橋本邦芳全青連副会長(長崎県)に開会のことばで始まり、亀岡育男全青連会長(大阪府)が次のように挨拶を行いました。
「本日は、全国各地よりお集まりくださり、誠にありがとうございます。私は昨年、岸田耕治前会長よりバトンタッチいたしまして一年になります。その間、皆様から地域の状況をお聞きして参りました。本当に厳しい昨今、私たち青年部の活動が必要になってきていると確信しているところです。
ご存知のとおり、世の中が大きく変わってきています。この業界がどのように進んでいくのかと、注目しながら見つめているところです。行政の財政赤字も続いておりまして、当然のように行政から流れ出るお金も緊縮になっております。お客様のお金の使い方もドラスティックに変わってきているそんな中、それに対応できるのは何か。それを掴まないと生き残っていけないのではないかと、考えております。幸いにして、この組織には全国の青年部から皆様に集まっていただいております。英知を出し合って、そして情報交換しながら生き残っていくという思いです。
全国の会議は年に数回しかできませんが、ブロック毎の青年部が担っている責任は大きいということを踏まえて、この総会の内容を地域に持ち帰っていただき、いろいろとご提案いただければと思います。是非、皆様のご協力をいただきまして、この青年部が業界の『礎』『大黒柱』になれるように、頑張りたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。」
亀岡会長の挨拶の後、上部組織である全飲連から田中会長が会場に訪れ、「大変な時代に後継者でいらっしゃる皆様ですが、我慢の時代を共に頑張っていただきたいと思います。」と挨拶を行いました。
次いで、開催県代表として石坂会計幹事より歓迎の言葉が述べられました。事務局から出席者紹介が行われた後、亀岡会長を議長として議題の審議へと入りました。
後継者育成事業の推進と青年部組織の拡充をめざし、活発な意見交換。
第一号議案は、平成12年度事業報告の件について星川正副会長(香川県)より、平成12年度の厳しい経済情勢を踏まえ、会員への最新の情報を提供することを目的とした事業が行われたことが報告されました。特に中国北京への研修視察については体験談を交え、報告がされました。関連議案として一括上程された第二号議案では、平成12年度収支決算報告及び監査報告の件について、石坂芳明会計幹事(栃木県)より収支決算について、岡野雅彦幹事(埼玉県)より監査結果について問題がないことがそれぞれ報告され、共に承認されました。
第三号議案は、平成13年度事業計画案の件について福島英一副会長(埼玉県)より、経営に関する研究・調査事業、情報収集事業、会員間の親睦を図る事業、全飲連事業への協力、青年部未結成県への勧奨、視察研修講演会、広報活動などの事業計画案が上程されました。続いて関連議案である第四号議案、平成13年度収支予算案について石坂幹事より説明があり、承認されました。
第五号議案は、その他として今年度行われる埼玉県での研修事業、来年度の石川県での研修事業について説明がされました。また、栃木県大会事業について、従来のテレホンカードが社会的使命を終えた感もあり、新事業として大会会場においてウェルカムドリンクを配ることが提案されました。この事業はアサヒビール、キリンビールより商品と運営資金の提供を受け、11時から2時まで、会場入口で参加者に飲み物を配るものです。限られた時間の中で、このような事業案にまとまった経緯が説明され、来場者に喜んでいただけるように、全青連として一丸となって取り組むことが改めて確認されました。これら三つについて、全会一致で承認されました。
最後に、中村尚吉副会長(静岡県)が、閉会の挨拶を行い終了しました。
なお、会議終了後も昨年大会を開催した鳥取県の田村喜好幹事からお礼の挨拶。新事業に全面的な協力をいただいたキリンビールとアサヒビールの担当者の紹介が行われ、新事業の運営方法に関する活発な意見交換が行われました。また、田中強幹事(秋田県)からは、秋田県における青年部の活動について報告があり、参加者は熱心に聞いていました。