東西でゴールデンウィークに食の一大イベント
イタリアまつり 2001食博覧会大阪


●東京
食べてよし、観てよし、イタリアを丸ごと包み込んだ、イタリアまつり
 今年2001年は「日本におけるイタリア年」ということで、東京を中心に全国各地でイタリアの様々な文化を日本で積極的に紹介する事業が開催されています。
 そのイタリア年のビッグイベント「イタリアまつり」が、フジテレビジョン、日本におけるイタリア2001年財団の主催で、4月28日から5月6日の9日間にわたり、東京有明の東京ビッグサイトで開催されました。
 おいしい料理、ファッション、スポーツ、音楽、そして映画など、イタリアの多様な文化を様々な角度から紹介。イタリア各州による独自性ある展示に加え、本場シェフによる郷土料理のレストラン、映画に出てくる料理の再現、デザート専門店、ワインやオリーブオイルのセミナーや料理教室。また、ファッションショー、トークショー、パフォーマンスなどのステージほか、盛りだくさんの会場は、ひと周りすると、まるでイタリアを周遊したような気分で楽しめます。
  人気を博していたのはやはり「イタリア料理」。会場では絶大な人気を誇るイタリアンシェフ四名による限定デザート専門店が出店されたり、映画の中のイタリア料理を再現したり、イタリアまつりならではのメニューが用意され、長蛇の列ができました。
 本場イタリアからも選りすぐりの食材と料理人を丸ごと空輸され、ピエモンテ州とロンバルディア州の郷土料理レストランも出店。全てが本場の味で、家族連れやカップルもイタリアの味を満喫していました。
 イタリア一色に染まった東京ビッグサイトは連日多数の来場者で賑わい、振る舞われるイタリアンに舌鼓を打ち、ショーやコンサートで陽気なイタリアの楽しさに触れ、広い会場内いっぱいにあふれるイタリアの空気を肌に感じることができ、さながらゴールデンウィーク限定の「東京ビッグサイト発イタリア直行便」のでイタリア旅行気分一杯のイベントでした。

●大阪
宴(UTAEG)新世紀をテーマに、2001食博覧会・大阪が開催。
「食い倒れ」の伝統を発展させ、世界の知恵と技術を集める。
 2001食博覧会・大阪が4月27日から5 月6日の10日間にわたり、インテックス大阪(大阪国際見本市会場)で開催されました。
 今回で5回目になる食博覧会は食博覧会実行委員会、財団法人大阪21世紀協会、社団法人大阪外食産業協会の主催により開催され、第一回から「宴」を基本テーマに、時代を読み取り、食をさまざまなカタチで追求し、独自の歴史を築いてきました。
 今年の2001食博覧会・大阪は、とても熱気に溢れるとともに、元気な大阪がアピールされ、まさに食のエンターテインメントといえるイベントでした。大阪から「UTAGE」の心と技がグローバルに情報発信され、食を通した未来のライフスタイルを感じることができました。
 会場は、「クリーン&セーフティ」清潔・安全への配慮、「アワード&チャリティ」国際社会への貢献と関連地域・団体の地位の向上、「マルチメディアネットワーク」全国・世界へ向けた情報発信・PRといった考え方と演出により構成されていました。
 会場構成は、宴新世紀館での「新世紀を祝う料理・菓子」をテーマにした一流料理人たちによる作品展示。南仏マントン市の「レモン祭り」の再現。世界味わい交流館での「ワールドスポーツフィールド」を中心にしたエキサイティングなゲームや、チアガールによるハーフタイムショー。さらに「コリアンタウン」や「チャイナタウン」などの本場の味を再現。また、世界美食街道館でのヨーロッパを中心とした、世界の味がずらり登場したバラエティ豊かな美食を楽めむ世界旅行。日本食祭館では全国の味自慢が大集合。
 お国言葉も飛び交うなか、各地の美味を楽しみ、祭りや市(いち)のにぎわいムードがたっぷりでした。
 そして、関西くいだおれ館では、関西の味自慢が大集合。地元の活気に満ちた楽しさを発信。昔懐かしい芝居小屋風の演出も加わり、関西の魅力が満喫できるものでした。 (編集部)