愛知県飲食生活衛生同業組合

災害に備え「震災ステッカー」を
組合員に配布

 愛知県飲食組合は、組合員の店舗で災害の際に必要となる情報を書き込んで活用してもらおうと、「震災ステッカー」を作成しました。
 ステッカーは縦11センチ、横16センチの大きさ。店舗独自の注意事項、避難所などを記入し、店内のレジ周りやメニューなど目立つ場所に貼ってもらい、災害時のスムーズな誘導につなげます。日頃から災害に備えることを目的に、厚生労働省の補助金を活用して4万枚を作成。各組合員に10枚ずつ配布しました。
 併せて、被災した場合にすみやかに店舗が再開できるよう、災害時の対応を事前に整理、準備するための事業継続計画書(BCP)も配布しました。
 伊藤明弘副理事長は「飲食店は地域と生きているので、お客さんや従業員、家族を守るため、避難場所などを確認するきっかけにしてもらえれば」と話しています。


震災ステッカーの使い方

①身を守るための安全な場所を決めます。

市町村から配布される洪水や土砂災害の「ハザードマップ」を確認し、水害や土砂災害の危険があるか確認します。

②注意事項を決めます。

主要道路沿いであれば「店外に飛び出さない」ビル内であれば「エレベーターは使わない」非常口があれば「出口は厨房奥にあります」通路などが狭い場合は「押し合わない」などを記入しましょう。