第38回全青連通常総会 |
コロナ禍でも前向きな活動を報告
通常営業に向け組織力でバックアップ |
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昨年開催を断念した全青連通常総会が、令和3年11月8日、群馬県高崎市のホテルグランビュー高崎で開催されました。
冒頭、石川県の竹川全女連会長が令和2年12月、大阪府の亀岡全飲連会長が令和3年6月にご逝去されたことに対し黙祷を捧げました。
「開催組合代表挨拶」では、群馬県の宮田副部会長が「群馬県は昨日の感染者数1名、高崎は直近1週間の感染者が1名。この約2年弱、飲食業界はコロナ禍に苦しんできましたが、ようやく総会を開催できます」。「会長挨拶」では、群馬県の深澤会長が「昨年はコロナ禍で、皆さんの健康を考え開催を断念しました。今回は、ちょうどコロナ感染者がゼロに近い状況で開催でき、会議後も楽しんでいただける趣向を考えています」と述べました。
●出席者紹介
出席者が自己紹介を兼ね組合の状況などを説明しました。広島県の曽根副会長は「飲食組合が県にしっかり認知されず、補助金なども削られ雑に扱われていたが、組合員が県の臨時職員として2週間ほど手伝った結果、ウェブ申請が7割にまで上がり、認知されるようになった。これからは、何かあったら組合を通してほしいと伝え、組合の存在意義を見つけることができた」。岩手県の千葉代表代理は、「震災の時に海沿いにあった57軒の内3軒だけ生き残り、後はがれきに呑み込まれたが、去年、最後の仲間が自立再建した。しかし、震災とコロナ禍で3重、4重ローンになってしまっている仲間もいる。組合としてやれることはやった。昨日で29日間感染者はゼロだが、県民の意識調査では外食を控えるが70数パーセント。どうしたら飲食店に足を運んでもらえるか、悩ましい」。大阪の中尾幹事は「公明党の国会議員、市会議員などと意見交換をして、できるだけ飲食業界の生の声を届けるようにしました。ホームページのリニューアルもして、いち早く新しい情報を組合員に届けるよう実践。組合の人数は維持しており、組合員の意識レベルの向上をできるよう行動している」。佐賀県の吉川幹事は「佐賀市と佐賀市青年部で商店街を歩行者天国にしてイベントを行い、通りの店舗やキッチンカーや屋台などを出店し、3,000人ほど動員した」と各県の状況を聞くことができました。
■審議
令和2年度の事業は、電解還元水整水器販売紹介料事業の展開と、監査会の実施に限られました。令和3年度事業計画案として、巣ごもり消費の拡大によるテイクアウト事業等状況に応じた店独自の取組みがあったとの認識のもと、営業を再開する組合員に対し、全国の情報網を駆使し全飲連との連携により、厳しい状況を乗り切れるよう態勢を整える旨が報告されました。
その他、全国熊本県大会が全青連40周年事業に当たるので、予算をどのように使うか考えてほしい。全国の組合に青年部を作ってもらいたい。県単位で取り組んでもらえるよう代表者会議でお願いしたい。代表者会議に全青連の代表者を数名出席させてほしいといった意見が出されました。
次回の全国大会は5月25日、山口県下関市で開催。ホスピタリティにあふれる大会にしたいと、山口県の林さんが意気込みを話しました。
議案が審議され満場一致で承認されました。