「上州・群馬の採食健美」
縁起のいいまち高崎にようこそ!

 11月9日(火)に、「上州・群馬の採食健美」をキャッチフレーズに、“縁起のいいまち高崎”の高崎芸術劇場で開催された『第58回全飲連全国ぐんま高崎大会』。コロナ禍の人数制限で参加者約420名のコンパクトな大会となりましたが、YouTubeのライブ配信を利用し、全国の組合員の皆さんに大会の模様をリアルタイムで発信するという初の試みも行い好評を得ました。
 コロナ感染症の拡大状況が心配されましたが、幸いなことに高崎市では開催日の直近1週間は感染ルートが明確な感染者1名のみという状況。それでも、ご来場の方々の安全を確保するため、万全の感染症防止対策を実施しました。
 今回の大会は、かねてより地域の賑わいを創出する飲食業界と全飲連の活動に理解を示してきた富岡賢治高崎市長をはじめ高崎市の強力なバックアップを得て開催されました。開催の延期等で準備期間が十分でない中、女性部の記念品販売事業や青年部の活性化フェアは中止となりましたが、高崎観光協会の協力を得て「開運たかさき食堂」が出店し、〝絶メシ〟メニューの〝黄色いカレー〟、〝パスタの街高崎〟のパスタ、高崎市民のソウルフード〝焼きまんじゅう〟をご来場の皆さんに味わっていただきました。
 一年半ぶりに開催された全国大会は、規模は小さくとも隅々まで気配りのある、記憶に残る大会となりました。

 


大会スローガン

   昨年の2月以来、新型コロナウイルス感染症拡大が世界的な影響により、国内における個々の飲食店では時短営業をはじめとする酒類提供の自粛等により、我が国の飲食事業者は著しく経営環境の苦境に立たされ、ようやく感染拡大も収まりつつも、感染拡大防止対策を引き続き徹底して実施するとともに、安心安全な環境づくりを求めなければならない。
 全飲連組織が持続的かつ安定した発展を続けていくために、経済、社会の動向を踏まえ、今後のウイズコロナ・アフターコロナと共に飲食業界の更なる発展と社会的地位向上を目指すとともに、全飲連の組織力を生かした組合活動に全力を注ごう。
①緊急事態宣言等の解除に伴い「月次支援金」、「協力金」等の支援を打ち切らないこと。
②「ワクチン・検査パッケージ」の活用「第三者認証」に基づく飲食店制限解除・緩和を急ぐこと。
③日本政策金融公庫の新型コロナ特別貸付等にかかる返済期間、取り扱い期限の延長や既往債務の 条件変更、追加融資への柔軟な対応を求める。
 以上のとおり、生活衛生中央会と一丸となり国会等関係機関への要望を引き続き行うこととし、本年度の全飲連重要事業目標として、次のとおり宣言する。
   
 

大 会 宣 言

   昨年の延期に伴った「第58回全飲連全国ぐんま高崎大会」の開催にあたり、全国の飲食業界を代表するわれわれは、今後も国民生活に密着した地域消費者への健康と安全・安心を維持・向上すべく感染症拡大防止対策に真摯に取り組み、消費者ニーズの多様化、経済社会に対応すべく飲食事業者としての役割を担い、飲食業界の経営環境の向上、発展に努めなければならない。
 また、本大会を契機に、引き続き全国組合員が一丸となり、組合組織の存在と活性化を図り、そこに文化的価値の追求、地域経済の動向を真剣に考え、我々飲食事業者は国民の信託に応えるために努力しなければならない。

 

 
 

ウェルカムアトラクション「ソプラノリサイタル」。オペラのワンシーンを思わせるような美しいソプラノの歌声が会場を魅了しました。

 
  特別アトラクション「群馬交響楽団アンサンブルリサイタル」では、弦楽合奏で「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(モーツァルト作曲)、「G線上のアリア」(バッハ作曲)、「八木節」が披露されました。
   
  井上富義大会委員長による「開会宣言」。  
   
  この日を心待ちにしてくださった富岡賢治高崎市長。市内の飲食店を応援する飲食チケットを市民に配布する施策と、高崎の食文化を支えてきた庶民の絶品飯を“絶メシ”としてPRし街の活性化につなげた手法を披露しました。  
 
  「物故者慰霊」では、スクリーンに故亀岡育男会長の生前の姿が映し出されました。一同が黙祷を捧げました。
   
  悲願のぐんま高崎大会開催に喜びと感謝を伝える大会実行委員長の深堀達義群馬県理事長。今大会の発信力をウィズコロナ時代に踏み出す飲食業界の第一歩にしたいとあいさつしました。  
   
  故亀岡育男会長の残任期間の代行を務め、再び大任を果たされる森川進全飲連会長が、飲食業界の振興と発展、衛生水準の向上に力を尽くそうと呼びかけました。  
 
  中田正己全飲連副会長による「大会宣言提案説明・大会宣言決議」。  
 
  厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰、(一社)全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状、全飲連会長表彰、全飲連会長特別感謝状の各表彰が行われました。
   
  ご来賓の方々からご祝辞を賜りました。  
 
  原田啓助全飲連副会長が「次回開催県」を発表しました。
 
  「全飲連全国山口県大会」は山口県下関市で来年5月25日開催。山口県の組合員の皆さんから参加への熱烈なコールがありました。
 
  大会旗を受け取る山口県の青木光海理事長。


 高崎観光協会による「開運たかさき食堂」が出店。昼食として、“絶メシ”の黄色いカレー、パスタの街高崎のパスタ、高崎市民のソウルフード“焼きまんじゅう”を用意しました。

 
  名物「焼きまんじゅう」
 
  開運たかさき食堂
 
  食事会場


徹底したコロナウイルス感染症防止対策を実施

 
 
  3つのゲートから、検温・消毒・検温済みリストバンド装着を経て入場
 
  1席空けて着席
 
  密を避けて順番に退場