沖縄の食は、旅人の心を刺激する
第57回全飲連全国沖縄県大会まで6カ月
理事長訪問 第21回 沖縄県沖縄県飲食業生活衛生同業組合
鈴木 洋一 理事長に聞くハワイを上回る観光客数を達成
沖縄ならではの〝チャンプルー〟食文化を味わって■ ■ ■
―沖縄飲食組合の現状を教えてください。
鈴木理事長■組合員数は、全12支部でおよそ1,000名の組合員数です。この15年間で600人から1,000人に増えました。
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―組合員増強のために、どのような取組みをしていますか?
鈴木理事長■役員などの若返りを図り、支部長クラスが一堂に介する機会も増やして、情報の共有化と団結力の強化を図っています。数が集まれば発言力が増す。その重要性を肝に銘じています。そして、沖縄振興開発金融公庫と連携して定期的に「融資相談室」も実施するなど、仲間意識を持ち、仲間を大切にする組合づくりを展開しています。
また、各支部の取組みも素晴らしいです。北谷(ちゃたん)支部では『第7回C―1ちゃたんグルメバトル』、沖縄支部ではAランチ発祥の地で行う『コザAランチ選手権』、八重山支部では石垣市竹富町の八重山そばを提供するお店の中から投票で№1を決める『八重山そば選手権』、那覇支部では期間中にインスタグラムで写真を投稿すると豪華景品をプレゼントする『なはまぐろインスタグラムキャンペーン』を開催し、地元の人たちにプラスαの楽しみを提供しています。こうしたイベントを通して露出度を高くし、組合をアピールしています。
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―組合としてインバウンドへの対応はどうされていますか?
鈴木理事長■沖縄県は、国内外の観光客数が957万人に達しハワイを抜きました。外国人観光客が非常に多いので、外国人用のメニューを用意するのはもちろん、お会計もキャッシュレスに対応しています。外国人の目的の一つは、寿司、ステーキ、ラーメンなど、日本らしいメニューを堪能すること。期待に応えて精一杯おいしい料理の提供に努めています。
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―全国の組合員にどんな沖縄をアピールしたいですか?
鈴木理事長■まずは料理です。沖縄の郷土料理は、琉球料理と沖縄料理(うちなー料理)の2つに分けられます。
琉球料理は歴史的に受け継がれ、独特の材料や調理法が、沖縄の風俗習慣に根差したもの。沖縄料理は戦後、アメリカ統治下に盛んに流通するようになった缶詰食品をはじめとして、世界各国の影響を受けた現在の食。「食堂やレストランで出されるAランチ、Bランチはアメリカ的な呼び方で、いわゆる松・竹・梅定食のこと。他にもタコライスのように名前はアメリカ風、中身は沖縄料理というものも多い。沖縄ではゴルフをしながら食べるポークたまごおむすびは定番。また、野菜や豆腐を炒めた沖縄料理はチャンプルー。「混ぜこぜにしたもの」という意味で、沖縄文化はまさにチャンプルー文化。堪能していただきたいです。
さらに、石垣島や宮古島など離島へも是非、足を伸ばしてほしい。石垣島の八重山支部では、飲食組合の仲間を歓迎して独自に懇親会を予定しています。熱い歓迎をご期待ください。
沖縄県では、30年前の平成元年に全国大会を開催していますが、今度も新しい元号のスタートの年に開催できる巡り合わせに感謝し誇りに感じています。
全国の組合員の皆さんには、首里城・姫ゆりの塔、平和祈念館、美ら海水族館、北谷アメリカ村などの観光も是非楽しんでいただきたいですね。
第57回全飲連全国沖縄県大会 新たな元号がスタートする今年30年ぶりに開催 第57回全飲連全国沖縄県大会
■開催日時/2019年6月26日(水)
■開催場所/沖縄コンベンションセンター(劇場棟)
■受付開始/12:00
■式 典/14:00
■懇親会/18:30〜
ANAクラウンプラザホテル 沖縄ハーバービュー
パシフィックホテル沖縄
大会記念スペシャルゲストに
沖縄の歌姫・夏川 りみ『涙そうそう』で大ブレークした石垣市出身の歌手。心にしみる歌声を披露!!