平成29年度 全青連及び全女連合同研修会

 平成30年3月20日(火)、群馬県高崎市のホテルグランビュー高崎で、「全青連及び全女連合同研修会」が行われました。冒頭、今年1月24日に起こった草津白根山の噴火を受け、宿泊施設などのキャンセルが3万人、およそ3億1千万円の被害となった群馬県草津温泉。草津町の飲食組合に群馬県飲食組合の深堀理事長より、お見舞金が手渡されました。
 梶川全青連幹事長(富山県)が、3年連続となった高崎市での開催について、地元飲食組合に謝辞を述べたのに続き、小薬全女連会長(栃木県)より、大阪大会でのTシャツ販売が一着1300円になるという報告がありました。

各県の活動報告
 その後、参加県の代表者より各青年部の活動内容が報告されました。
○組合員同士やお客様とのつながりを大切にしたいと、5月にゴルフコンペを開催する(群馬県)
○組合員を一人も減らさない。一人でも多く増やそうと、それぞれが友達、仲間という意識をもって活動することを大切にしている。今年11月6日・7日には全青連・全女連合同の研修会を開催する(栃木県)
○災害、お祭り、運動会などで屋台や出店の出店依頼を受ける窓口を集約。サイトの設置などをめざす。横のつながりや地域貢献を兼ねた活動が出来るよう頑張る(埼玉県)
○ワインの店をやっている組合員が講師となってワインセミナーを行なう(富山県)
○割り箸を回収して資源の再利用に取り組んでいる。フーデックスという外食産業展で、ボランティアでお茶を提供。リサイクルマーケットを開催。クリーニングや寿司、理美容といった生活衛生同業組合の仲間たちと、災害時のボランティア活動として、プロパンガスや鍋といった調理用具、冷蔵庫の中などにある食材等の提供を行なう。ステッカーを作成して告知(石川県)
○5月に飲酒運転撲滅チャリティーゴルフコンペを開催。11月にメーカーを集めて見本市を開催。繁華街に出店等(福岡県)。
 続いて講演会が開かれました。

●講演会
『ShareEnjoy 飲食業界におけるボルドーワインの
新しい可能性とサクラアワード』

 研修会として、ソムリエでフランスボルドーワイン委員会公認講師、コミュニケーションデザイン代表の堀口瑞予先生をお迎えし講演会が開かれました。堀口先生は、2017年6月にボルドーワイン委員会の、日本人として10人目のボルドーワイン公認講師に認定され、ボルドーワインの魅力を公式に伝えていくアンバサダーの役割を果たしています。また、「ワインの販売向上に貢献する」「日本の食卓に合うワインを選ぶ」、そして「ワイン業界で働く女性の活躍の場を広げる」という3つの目標を掲げる“日本女性が選ぶ国際ワインコンクール(通称サクラアワード)”の審査員も務めています。
 「1000年以上も前からワインの生産地だったボルドーは、世界で最も偉大なワインの生産地とされ、町全体が世界遺産になっています。1855年にパリ万博が開かれ、ナポレオン3世の統治下でボルドーワインの格付けが始まりました。現在では、世界中のどこかで1秒間に23本のボルドーワインが飲まれています。
 実は近年、格付けされた高級ワインだけでなく、1000円〜4000円未満の安くておいしい“バリューボルドー”の台頭が注目されています。和食、洋食、魚、肉料理などなんにでも合うカジュアルワインの赤。そして今、果実や花のデリケートな香りと薄いピンクがパーティー気分を演出すると、世界中でブームになっているロゼなど、食事シーンをより豊かに彩るワインを選択してみては?」といった内容のお話がありました。
 ワインとあまり縁のなかった人も、これを機にワインと向き合い、自分の店の料理と相性のいいワインを探してみてはいかがでしょう。