生活衛生だより ―地域活性化特集より 地元食材保存食を活用したメニュー
古くからの雪国の食文化を
「雪国A級グルメ」として
ブランド化
平成27年3月14日の北陸新幹線開業で、上越新幹線沿線の観光事業者には不安が走りました。しかし、地元ではピンチをチャンスに変えようと、上越の雪国に縄文の頃から形成されてきた独自の文化に着目。雪国に伝わる食のストーリーを「雪国A級グルメ」として展開しようと動き出しました。長く厳しい雪国の冬を乗り越えるための越冬料理。知恵と工夫によって生まれた保存食(発酵食)を活用したメニュー。地元の旅館の若旦那衆が、地元食材を地元に流通させる仕組みを作り上げました。地元農家から野菜を仕入れ、1次加工し、旅館やレストランに流通させる。そのような小さな循環を地域に作ったことで、雪国A級グルメメニューが地域のあちらこちらで味わえるようになりました。