平成28年度 第1回理事会及び第54回通常総会
地域行政との連携で組合組織拡充を展開

平成28年5月24日(火)、魚津市・金太郎温泉で、平成28年度第1回理事会と第54回通常総会が開催されました。
 開催県を代表して、富山県の浦野三智男理事長より「富山まで多くのみなさんにご参加いただきましてありがとうございます。本日は大変天気が良く、蜃気楼が出ていたそうです。明日もうまくいけば蜃気楼を見られると期待しております。富山県が良かったと思ってもらえるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」と歓迎と感謝のあいさつがありました。続いて森川進全飲連会長より「ご多忙の中お集まりいただきありがとうございます。富山県大会開催にあたり、浦野理事長をはじめとする富山県の皆様にご尽力いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。また、4月の熊本地震におきまして、甚大な被害を受けられた組合員の皆様方には心よりお見舞い申し上げます。義援金につきましてもご報告とお願いをさせていただきたいと思っております」と挨拶がありました。

■組織拡充対策のために「組合加入のすすめ」を刷新、『組合加盟表示板』を作成
 理事会において、第1号議案「事業報告の承認を求める件」では、個人消費の伸び悩み、来年4月に予定される消費税増税(6月1日に平成31年10月まで実施延期を決定)や軽減税率適用への対応など様々な影響不安や要因により厳しい経営環境におかれる中、飲食業界への消費拡大を求め、中央会を軸に飲食業界の振興と安定した発展を図るために実施した事業について小城哲郎専務より説明がありました。特に、組織拡充対策事業では、新規開業者等への組合加入促進策を地域行政との連携を図り、実効性のある事業の展開をめざし、「組合加入のすすめ」の刷新版を作成。毎年11月の生活衛生組合活動月間事業を最大限に活用しながら、組合組織の再確認を行い、飲食業界の活性化に努めてきたこと。また、1月には全国組合員全店舗に国内外利用者への安心安全をアピールするための『組合加盟表示板』を作成し、配布を完了したことなどの報告がありました。
 第2号議案「平成27年度収支決算報告の承認を求める件」では、中田正己財務副委員長より、第3号議案「平成27年会計監査報告の承認を求める件」では深堀達義監事より、第4号議案「平成27年度剰余金処分(案)の承認を求める件」、第5号議案「平成28年度運営資金借入(案)の承認を求める件」について中田財務副委員長よりそれぞれ説明がありました。第1〜5号議案が一括上程され、満場一致で承認されました。
 第6号議案「第54回全国富山県大会について」では宍道榮一郎大会委員長、小城専務よりそれぞれ説明がありました。

■熊本地震で約600軒の組合員が被災、熊本県組合に義援金
 第7号議案「その他」では、園田房枝事務局長より、全飲連で各県組合から集めた震災義援金基金について現状の報告がされました。
 続いて、小城専務より「平成28年熊本地震では、熊本市内で約400軒、益城地域で約25軒、阿蘇地域で約160軒、トータルで約600軒の組合員が被災しています。大分県においても状況については現在調査中ですが、湯布院地域で大きな被害が出ており、会費を3か月分免除したと大分県組合から報告が来ています」と説明がありました。
 森川会長からこれまでの例を鑑みると、熊本県組合には500万円程度の義援金が必要だと財務委員会で検討されたことが報告されました。大分県への義援金や今後の震災に備えた基金増強のために、特に「災害は予測がつかず、早急な支援のために基金は必要」などという意見が多く、全飲連としても義援金の募集を行うということで全会一致しました。また、義援金の使い道をはっきりとしてほしいという要望もあり、義援金をもらった組合はその使い道を明示するということになりました。
 その後、JTとの取り組みや参議院議員選挙対策についても説明がありました。
 引き続き通常総会が開催され、役員改選について報告があり、異議なく承認されました。続く理事会では、「会長及び専務理事の選任」、「副会長の選任」についての議案が出され、すべて承認されました。

■ブロック長
北海道・東北ブロック:齊藤育雄秋田県理事長
関東・甲信越ブロック:原田啓助東京都理事長
東海・北陸ブロック:北川實石川県理事長
近畿ブロック:亀岡育男大阪府理事長
中国・四国ブロック:石川誓島根県理事長
九州ブロック:代口修宮崎県理事長