組合員の数をチカラに。輝け組織力 |
第54回全飲連全国富山県大会開催
全飲連一丸となって熊本地震被災者支援 |
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富山県飲食業生活衛生同業組合 理事長
浦野 三智男 大会実行委員長 |
全国飲食業生活衛生同業組合連合会
森 川 進 会長 |
『水・食・人 きときと富山に来られんか』をキャッチフレーズに、第54回全飲連全国富山県大会が平成28年5月25日(水)、富山市のオーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)にて盛大に開催されました。
先般の熊本地震で被災した組合員が早期に復興できるよう、全国組合一丸となって支援していくことを確認し、改めて全飲連の組織力を全国に示す大会となりました。海の幸豊富な富山湾で獲れた魚介類をはじめとする新鮮な食や雄大な自然景観を楽しむことができ、充実したひとときを過ごすことができました。
●多くの組合員の参加で組織の力を実感
式典は、宍道榮一郎大会委員長(鳥取県理事長)の開会宣言によって開幕し、都道府県代表者紹介では、お忙しい中ご参加いただいた、田中清三様(元中央会理事長、元全飲連会長、元大阪府理事長)、中島康介様(元全飲連副会長、前秋田県理事長)、竹下和生様(元全飲連副会長、元熊本県理事長)、市野直春様(元全飲連副会長、前東京都理事長)といった全飲連の発展に尽力いただいた方々の紹介もありました。続いて大会旗入場、国歌斉唱の順に進行し、全飲連や飲食業界発展に尽力された物故者、また、熊本地震でお亡くなりになられた方々に対し黙祷が捧げられました。
浦野三智男大会実行委員長(富山県理事長)は、「みなさん、ようこそ富山にお越しくださいました。『きときと富山に来られんか』をキャッチフレーズに、全国各地をPRに奔走し、多くの方々に激励をいただき、本日を迎えることができました。富山県での全国大会は平成3年以来の2回目となります。富山県のシンボルである立山連峰から富山湾にかけての『雄大な自然景観』や魚介類をはじめとする『安心・安全で新鮮な食』など魅力あふれる富山県を存分に楽しんでいってください」と歓迎の挨拶がありました。
次に、大会会長である森川進全飲連会長は、「アベノミクス効果により大企業や都市部の景気回復基調は堅調となっているものの、消費税増税への不安や原材料費の高騰による地方の中小飲食店の環境改善にはまだまだ厳しいものがあります。こうした状況を踏まえ、全飲連としても引き続き関係省庁や中央会と連携を図り、組合員の皆様方の営業にさらなる活力が生まれるよう努力して参ります。また、組織拡充に全力を傾注し、毎年11月には全国規模で活動を強化しているところです。全国統一の組合員加盟店表示板の作成、配布。また、受動喫煙防止対策事業の一環で、喫煙環境ステッカーなども配布しましたので、店頭などへの貼付の徹底をお願いします。飲食業界の存在価値を内外に十分アピールし、こうして組合員が一堂に会した大会を盛会に迎えられたことは大変有意義なことで、組織の力が実感されます」と挨拶がありました。
続いて、来賓を代表して、厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生課長補佐・新津幸義様(厚生労働大臣・塩崎泰久様代理)、富山県知事・石井隆一様、参議院議員・野上浩太郎様、富山市長・森雅志様、富山県議会議長・大野久芳様、元参議院議員・大江康弘様、株式会社日本政策金融公庫生活衛生融資部長・小出顕生様よりそれぞれご祝辞をいただきました。
●205名の組合員を表彰
厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰が28名、(一社)全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状が37名、全飲連会長表彰が140名、また、全飲連会長特別感謝状を6組合支部がそれぞれ受賞しました。受賞者を代表し高田光夫氏(富山県)が謝辞を述べました。
次に、前回開催県である福島県に感謝状と記念品が贈呈され、紺野和博福島県理事長が謝辞を述べました。
●熊本県組合に義援金
河本敏明全飲連副会長(岐阜県理事長)による大会宣言決議に続いて、4月に発生した熊本地震によって甚大な被害を受けた被災地組合に対して全飲連より義援金が贈呈されました。森川会長より「熊本県では600余軒の仲間が被災されたということで、皆様から頂きました浄財を義援金として熊本県組合にお送りいたします」と説明がありました。
その後、富山で活躍する民謡歌手・林道美有紀さんによるライブが行われました。民謡とギターのコラボという林道さんならではのオリジナルな表現方法で富山県の民謡『麦や節』と『こきりこ節』が披露されました。それまでの曲調とは一転した、ポップな北陸新幹線応援ソング『未来へ〜かがやき〜』では、会場全体がタオルを振り回し、大盛り上がりとなりました。
●次回開催は『埼玉県』
大会のエンディングでは、井上富義大会副実行委員長(大分県理事長)から次回の全国大会が『埼玉県』で開催されることが発表されました。『全飲連創立55周年記念埼玉県大会』は平成29年6月13日(火)にさいたま市「大宮ソニックシティ」にて開催されます。
日本三大曳山祭りの1つである『秩父夜祭』の曳行のための「秩父屋台囃子」が披露され、力強い太鼓のリズムに会場内が魅了されました。続いて、総勢40名の埼玉県の組合員が「彩色・彩飲・ちょっと驚き埼玉県」と書かれた横断幕を持って登壇し、次回の全国大会をPRしました。
飯野健三埼玉県理事長から「来年は全飲連創立55周年で、その記念すべき大会を埼玉県で初めて開催させていただくこととなりました。ぜひ埼玉県へお越しください」と挨拶がありました。そして、大会旗が浦野三智男理事長から森川会長へ、さらに飯野理事長へと託されました。
最後に菓子井弘富山県副理事長より閉会の言葉が述べられ、会場から割れんばかりの拍手が起こり、大盛況のうちに富山県大会が終了しました。
●同時開催『富山県物産展示即売フェア』
オーバード・ホール周辺の特設会場では『富山県物産展示即売フェア』が開催されました。会場ではキッチンカーなどの飲食ブースが立ち並び、富山のご当地グルメを堪能。また、シロエビやホタルイカなどの富山ならではのおみやげ品も多くあり、大勢の組合員でにぎわいました。
