島根からレポート
●島根県飲食業生活衛生同業組合
教育現場で調理指導
島根県飲食業組合では、4年前から年に一度、石川誓理事長をはじめとする8人の調理師が中学三年生にプロの腕を伝授する出前調理実習を行ってきました。今年は1月26日に初めて高校生を対象に行います。
これは島根県生活衛生営業指導センターの後継者育成支援事業の一環として始めたもので、飲食業への職業理解を深めてもらいながら、調理する喜びを知り自信を持ってもらう、食への興味を膨らませてもらうなどを目的としています。
8つの班に分かれて、生徒たちはプロのテクニックを教わりながら、弁当のおかずになる卵焼き、鶏のから揚げ、野菜炒め、きんぴらゴボウ、酢の物、筑前煮、チャーハンを調理するという実習内容。「知識があればよりおいしい料理が作れます。たまには早起きして自分で弁当を作ったりして、自分でやる喜びをまず知ってほしい。そして、人に作って感謝される喜びを知ることで、将来料理人になりたいという人が出てきたらとてもうれしい」と、石川理事長は話しています。
島根県では、組合員の三分の一を占めるというバーやスナック向けの会話を多言語化したパンフレットを作成しました。