第21回女性部通常総会
福島からのメッセージが響く
“被害者意識を捨て歩き出したい”

 平成27年6月23日、福島市内のザ・セレクトン福島で、第21回女性部通常総会が開催されました。
 最初に、昨年の全国大会開催県の秋田県女性部の黒坂彩子会長より謝辞が述べられ、全国大会を機に飲食店の女性の方から女性部がどんなことをしているのか関心や興味を寄せられることが多くなったという話がありました。
 続いて福島県女性部長の我妻美代子さんより歓迎の挨拶がありました。被災当時、食材が手に入りにくい中で飲食店を再開した苦労や、5年目を迎えそろそろ被害者意識は捨てて歩き出そうという決意など、被災された方々の肉声が出席者の胸を打ちました。

役員改選は木村会長が続投
 木村美智江会長(広島県)を議長に議事の審議が行われました。
 第1号議案の「平成26年度事業報告の承認を求める件」では、小薬洋子副会長(栃木県)より、昨年11月5日、6日と大分県由布市において全飲連女性部創立20周年記念大会を開催し、各ブロックの理事の方々をはじめ全青連のメンバーや来賓などを、人気の高い湯布院の地に迎えて盛大に開催できたこと。女性部20年のあゆみ等の記念誌を発行したことなどが報告され、大分県女性部や井上理事長の理解と支援に改めて感謝の意を込めた挨拶がありました。
 また、現在全飲連女性部に入部しているのは、昨年の全国大会開催県の秋田県と今年の開催県の福島県、そして来年の開催県富山県を加えた全19都府県。「休会状態の県があったり、青年部と一緒に活動したりすることで継続しているところもあります」と木村美智江会長は、昨年度創立20周年を迎えたとはいえ、女性部の活動を維持していく難しさに改めて言及しました。
 第6号議案「福島県大会事業について」では、恒例のTシャツの制作・販売において、今回は消費税の引き上げにより原価700円になり、急きょ全飲連事務局にお願いすることになりました。準備期間が短かったことで、袋に入っていないなどのクレームもありました。現在、残りは200枚程度。明日の大会では完売を目指したいと協力を呼びかけました。
 第7号議案「役員改選の件」では、次期会長候補に木村美智江さん(広島)・今関かね子さん(東京)・小薬洋子さん(栃木)・広瀬志津子さん(大分)が立候補し投票の結果、木村会長の続投が決まりました。「そろそろ引退を考えておりましたが、もう一期2年をしっかり務められるよう健康に留意し、後継者の育成に尽力したい」と新たなる決意を述べました。

来年は全国富山県大会
 第9号議案「次期開催県について」では、富山県の水田万輝子女性部長より、「富山県大会は、蜃気楼が見られる5月に開催します。『世界で最も美しい湾クラブ』に加盟を認められた富山湾に面した魚津市は外国人観光客にも人気です。源泉かけ流しの岩風呂につかり、ホタルイカやシロエビなど旬の食材を堪能していただきます。多数の皆様のご参加をお待ちしています」というPRが行われました。以上、全ての議事が審議の結果、承認されました。

 
  福島県大会 女性部によるTシャツ販売