森川会長 中央会理事長に就任

  全飲連から二人目のトップを輩出
   ―生衛16団体から大きな期待―
   
  全国生活衛生同業組合中央会 理事長
森 川  進
 

 一般社団法人全国生活衛生同業組合中央会の理事会が6月27日に開催され、森川進会長が理事長に就任しました。任期は2年間です。中央会は生衛16業種の連合会を会員として組織され、厚生労働省所管の団体。昭和40年に設立され、生衛業の組織育成、事業振興、生活衛生関係営業の衛生設備・衛生措置の改善などを行うことを目的としています。
 全飲連会長が中央会理事長に就任するのは、平成18年の田中清三元会長に次いで二人目となります。全飲連は16生衛業の中でも最も組合員数が多い組織であり、森川会長はその先頭に立って、官庁や生衛議員連盟所属の国会議員への要望などを行っていくことになります。特に任期中に中央会創設50周年を迎えることもあり、各業界からも大きな期待が寄せられています。

森川進新理事長に聞く
―中央会理事長就任、おめでとうございます。生活衛生という国民の安心安全を守ることを使命とした最大組織の先頭に立った今のお気持ちと抱負をお聞かせください。
森川■過日の中央会理事会で、はからずも理事長という大役を仰せつかりました。全飲連の会長としてもまだ1年半ほどの経験しかなく、生衛16業種を束ねていくことができるか不安もありますが、他の理事長の皆様に協力を仰ぎながら務めてまいりたいと思います。
 全飲連は組合員数が最も多いので、その組織力に対して期待されているところもあります。国や国会議員の先生方に対する生衛16業種の要望を、全飲連の組織力を生かして声を伝えていきたいと思います。
―中小零細の集まるである生衛16団体が今後取り組んでいくテーマは何でしょうか。
森川■日本政策金融公庫の生活衛生関係営業者への創業融資が、飲食業や理美容業を中心に平成24年度以降やや増加傾向にあります。公庫では我々への支援体制を一層強化してくださっています。中央会としてこうしたサポートを組合員の皆様にお伝えして、ご活用いただきたいと思っています。
 また、安倍政権になって交際費の非課税枠が拡大されました。これは飲食業にとって大きなことですが、他業種への波及効果もあります。こうした動きが着実に生衛業界に良い影響を与えることと考えています。
―全飲連で積極的に取り組んでいる組織拡大の課題は、生衛業界全体にとっても重要な課題だと思いますが、何か具体的な対策をお考えでしょうか。
森川■全飲連では、保健所をはじめとする行政機関と上手く連携を図っている先進的な支部の取り組み事例がいくつかあります。これを確実に組合員増加につながるモデル支部として、全国に広げていきたいと考えています。生衛16団体の中でも全飲連が最も組合員数が多く、組織拡大が最重要の課題になっています。全飲連で成果を上げることができれば、他業種にも良い影響を与えていくことができると思います。
―全飲連会長と中央会理事長というお立場でますます多忙になりますが、ご活躍を祈念しております。

全国生活衛生同業組合中央会に加入する生衛16業種
 全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)
 全日本美容業生活衛生同業組合連合会(全美連)
 全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)
 全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(全ク連)
 全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会(全浴連)
 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)
 全国麺類生活衛生同業組合連合会(全麺生連)
 全国氷雪販売業生活衛生同業組合連合会(全氷連)
 全国食肉生活衛生同業組合連合会(全肉生連)
 全国飲食業生活衛生同業組合連合会(全飲連)
 全国すし商生活衛生同業組合連合会(全すし連)
 全国食鳥肉販売業生活衛生同業組合連合会(全鳥連)
 全国喫茶飲食生活衛生同業組合連合会(全喫飲連)
 全国中華料理生活衛生同業組合連合会(全中連)
 全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会(全社連)
 全国料理業生活衛生同業組合連合会(全料連)