第52回全飲連秋田県大会を2014年6月11日に開催


理事長訪問 第16回 秋田

秋田県飲食業生活衛生同業組合
   齋藤 育雄 理事長に聞く

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「まごころ」とおおらかな秋田県人らしさで
大会を成功させます!!

―齋藤理事長の飲食業界とのご縁をお聞かせください。
齋藤育雄理事長■男鹿半島で公務員家庭の五男として生まれました。飲食業に触れたきっかけは、学生時代に経験したパブレストランでのバーテンダーのアルバイトです。そこで、カウンター越しにお客様と話す楽しさを覚えました。どんな偉い方でも気軽に話してくださって、「色々な経験をされてきた沢山の方々の話を聞くことができる面白い仕事だ」と感じました。学生時代から10年間、そのお店でお世話になり、30歳で独立しました。パブやバーを開店して、バーテンダー時代の経験を活かして、お客様との会話を大切にして仕事をしてきました。現在は、日本バーテンダー協会の理事を務めています。

―現在はどんなお店を経営しているのですか?
齋藤理事長■現在は、秋田の食材の魅力をもっと皆さんに食べていただきたくて平成5年に開店した郷土料理店「秋田乃瀧」を営んでいます。もともと食べることが好きだったので、「いつかは和食のお店をやりたい」と考えていました。秋田は四季がはっきりしているため、食材にも季節感が表れます。全国に秋田の食文化を広めていきたくて、お店では男鹿半島の漁師たちの間で食べられている石焼鍋を名物として、四季折々の秋田の郷土料理にこだわっています。

―理事長の飲食店経営において大切にしていることを教えてください。
齋藤理事長■「美味しいものを適正価格で提供する」をモットーにしています。それから、お客様からの「美味しい」という一言を言って頂くためには、私が自信を持って美味しいと思える料理をお出ししなければならないと考え、手を抜かいように仕事をしています。それは従業員にもアルバイトにも徹底して伝えています。たとえ調理に直接関わらなくても、接客で料理を台無しにしてしまうことがあるからです。お客様からお金を頂く以上、学生アルバイトだからといって、許されることではありません。
美味しい料理を提供するのは当たり前で、さらにプラスしたサービスが必要だと考えています。そのプラスが「まごころ」であり「接客態度」です。料理は、まず目で食べて、次に鼻で食べて、そして口で食べると言います。このどれか一つが欠けても美味しくないのです。

―現在、来年開催される秋田県大会の準備はいかがでしょうか?
齋藤理事長■秋田県の組合員数は400軒と少なく、全国大会の運営は大変です。しかし、青年部を中心に県全体で一致団結して盛り上がってきています。小さい組合ならではの「まごころ」を込めて大会運営に当たりたいと皆で話し合い、日夜頑張っています。「まごころ」とは、私が仕事でも一番大切にしている言葉です。「まごころ」を持って接すれば、きっとお客様であっても、大会に参加してくださる全国の仲間であっても、私たちの気持ちは通じると信じています。

―秋田の魅力やみどころを教えてください。
齋藤理事長■大会が開催される6月初旬の秋田は、山菜、きのこ、鮎が美味しい時期です。魚ですと、鱸(すずき)や春の鯛が旬です。秋田の食は四季ではっきりと分かれます。冬には、しょっつる鍋、きりたんぽ鍋、石焼鍋などが有名ですが、基本的に食材にあまり手を加えず、素材の新鮮さや味を生かした調理が特徴です。大会の時にも是非、秋田県の美味しいものを食べていただきたいと思います。
 観光面でも見ていただきたい所が沢山あります。温泉であれば田沢湖一帯に玉川温泉や乳頭温泉郷など沢山の温泉郷があり、北に行けば平成5年に世界自然遺産に登録された白神山地があります。秋田県は広いので、なかなか全てを見て回ることは難しいですが、ご要望があれば実行委員会でご希望に近いコースをご案内することも可能です。

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  白神山地 田沢湖高原温泉郷

―最後に、全国の皆さんにメッセージをお願いします。
齋藤理事長■アクセス面ではご不便をお掛けするかもしれませんが、旅は遠い方が思い出に残ると言います。また、秋田に転勤で来てみたら、あまりに暮らしやすいので、そのまま住み続けてしまったという方が沢山いらっしゃいます。私たちの組合の中島康介前理事長もその一人です。それだけ人も良く、食や酒の美味しい魅力的な場所です。よく、秋田県民はおおらかで排他的でないと評されます。それは歴史的にも食べるものに恵まれていて飢饉など災害を経験したことがないからだと言われています。秋田にお越しいただければ、沢山の良いところを実感していただけると思います。是非、全国大会をその機会としてください。組合員一同、心からお待ちしております。
    ■ ■ ■
本日は、どうもありがとうございました。


第52回全飲連全国秋田県大会
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美人・美酒・美食の里秋田へ

2014年6月11日(水)
秋田県民会館にて開催

 平成26年6月11日(水)、秋田市の秋田県民会館にて、「美人・美酒・美食の里秋田へ」をキャッチフレーズにした第52回全飲連全国秋田県大会が開催されます。
 組合員数400名の秋田県飲食組合が、総力を結集して、まごころのおもてなしで全国の仲間をお迎えしようと準備を進めています。
 本州の北に位置する秋田に足をのばす機会に、観光のスケジュールも組み込んで、慰労と懇親の充実した旅をセットしてはいかが。みちのくの小京都・角館の散策、乳頭温泉や玉川温泉のある田沢湖周辺エリア、なまはげの伝説と自然遺産が息づく白神・牡鹿半島エリア、北の文化と歴史を訪ねる十和田・大館エリアなど、見どころ満載です。
 各組合の皆さま、振るってご参加ください。

第52回全飲連全国秋田県大会事業概要
■開催日時/平成26年6月11日(水)
■開催場所/秋田県民会館
■主催/全国飲食業生活衛生同業組合連合会
■主管/秋田県飲食業生活衛生同業組合
■後援/厚生労働省・(社)全国生活衛生同業組合中央会・秋田県・秋田市