平成24年度臨時総会・第2回理事会

森川 進新会長を全会一致で選任

全国大会開催地を決定
秋田県(26年)、福島県(27年)、富山県(28年)

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 平成24年度第2回理事会と補欠理事選任のための臨時総会が、昨年12月3日にホテルマリナーズコート東京(晴海)で開催されました。冒頭に故加藤隆前会長を偲び、黙とうがささげられ、議事が進められました。
 まず臨時総会において、各組合の理事長交代に伴う補欠理事の選任が行われました。新しく理事に選任されたのは、北海道麺類飲食業生活衛生同業組合理事長の小川原格氏、埼玉県料飲業生活衛生同業組合理事長の飯野健三氏、岡山県飲食業生活衛生同業組合の守屋博司氏、香川県飲食業生活衛生同業組合理事長の丸口道義氏、佐賀県飲食業生活衛生同業組合理事長の吉田彰友氏の5人。選任後、出席した新任理事よりそれぞれ抱負が述べられました。
 続いて第2回理事会に入り、第7号議案まで次の通り審議され、全て可決されました。

■会長死去に伴う新会長選任の件(第1号議案)
 柳川議長より、同日行われた正副会長会議において、森川進副会長が推挙されたことが報告され、全会一致で承認されました。選任された森川新会長は「加藤前会長が亡くなる3日前に電話で今後の全飲連について話し合っていました。加藤さんは人脈のあった方。私は力量不足だが加藤さんの意志を受け継いで、皆さんの協力を得ながら残任期間の会長職を担いたい」とあいさつしました。

■平成24年度ブロック委員会報告の件(第2号議案)
 東海・北陸ブロックを皮切りに6か所で開催されたブロック委員会では、各ブロック提案事項と全飲連報告事項および事業推進項目についての説明と要請が行われました。
 全飲連関係事項としては、「消費税増税に関する要望運動」、「組織拡充対策強化」、「第51回全国宮崎県大会の開催概要」について、それぞれの報告と要請がありました。各ブロック提案事項は次の通り。
●東海・北陸ブロック
@組合加入促進の具体策として、厚労省課長通達の有効活用、全国一斉加入促進月間の実施、各組合事業メリットの情報共有、A全国各ブロック委員会への出向参加許可、Bブロック委員会提案事項の有効性
●近畿ブロック
@消費増税の飲食業への適用に係る軽減措置、A滋賀県への飲食組合設立促進
●北海道・東北ブロック
@東日本大震災被災組合への復興支援の引き続きの要請、A原発事故風評被害の東電との補償問題に係る折衝について
●関東・甲信越ブロック
@消費増税に係る飲食業界への軽減措置を獲得するための署名運動等の実施や問題意識の共有
●九州ブロック
@消費増税の飲食業への適用に係る軽減措置と総額表示を廃止し、外税方式の適用、A交際費課税の撤廃、B組織拡充策について、厚労省課長通達の有効活用、組合設立認可要件の緩和運動、C全飲連共済事業の事務手続き効率化、Dカラオケ音楽著作権使用料の公平化、E生活衛生貸付制度の弾力的な運用と優遇措置、F北海道における全国大会開催の実現、G青年部、女性部活動のあり方
●中国・四国ブロック
@消費増税に係る飲食業界への軽減措置を獲得するための署名運動等の実施、A理事会の時間配分の持ち方や挙手による採決の実施、B全国大会のあり方と参加費用の見直し、Cカラオケ音楽著作権使用料に係る全国カラオケ使用者連盟への割引実態についての情報共有

■平成24年度収支中間決算報告の件(第3号議案)
 柳川財務委員長、園田事務局長より中間決算について報告がありました。理事から「組合員が減少傾向にある中、それを反映した予算を組む必要があるのではないか」という意見が出されました。

■第51回宮崎県大会の件(第4号議案)
 宍道大会委員長より5月29日に開催される宮崎県大会について説明がありました。例年、代表者会議と大会式典が二日間で開催されているところを一日で実施することが報告されました。また、大会参加要項に森川新会長のあいさつを追加掲載することが決まりました。

■第52回大会以降の開催候補地について(第5号議案)
 同じく宍道委員長より、第52回大会以降の開催候補地について説明がありました。第52回大会は秋田県、第54回大会は富山県が開催候補地となっていますが、第53回が未定であったところ、福島県より立候補の表明があり、全会一致で可決されました。
 紺野昭治副会長(福島県理事長)は「全国大会を目標に一日も早く震災からの復興を遂げて、皆様をお迎えしたい」と意気込みを語りました。

■東日本大震災復興支援事業について(第6号議案)
 河本事業委員長より、震災復興支援事業として取り組んでいる「フクシマカレー」の販売について説明がありました。厳選した福島牛や野菜を使用した安心安全な業務用支援商品で全国の組合に購入を要請しています。河本委員長は「風評被害は大変深刻。福島の物流へ貢献したいので是非ご協力をお願いしたい」と呼びかけました。

■第46回衆議院議員総選挙について(第7号議案)
 小城専務理事より、自民党生活衛生議員連盟関係の候補者について紹介がありました。
 小城専務は「自民党の政権公約には生衛事業に関するものも盛り込まれているので、支援をお願いしたい」と説明がありました。

■その他
 小城専務より第3回理事会の開催地について報告がありました。加藤前会長の計らいで市の支援を受けて、高崎での開催が予定されていました。
 加藤氏亡き後も高崎での開催要請を受け、予定通りに行います。開催日は3月18日月曜日。