第46回全飲連全国佐賀県大会開催

もてなしの心あふれた佐賀大会

「組織力を活かした組合の発展」と「消費者との信頼関係の構築」を誓う
saga-taikai
iin   iin   iin  
宍道榮一郎大会委員長   澁田正則大会実行委員長   田中清三全飲連会長  
           

 「玄海!有明!卑弥呼の国から食発信」をテーマに、第46回全飲連全国佐賀県大会が平成20年6月4日(水)に佐賀市文化会館大ホールを会場に盛大に開催されました。
 大会では20年度全飲連の事業目標として、2つのスローガンを採択。
「1、全飲連組織が持続的かつ安定した発展を続けていくために、組合と組合員の生き残り戦略として、全飲連の組織力を活かした事業と活動に力を注ごう」
「2、飲食店営業の標準営業約款登録制度の加入促進を中心に、外食における原産地表示や食の安心安全を確保するための事業と活動に取組み、また地球環境問題におけるCO2削減のため、省エネ対策に積極的に取り組もう」という内容で、全国より参加した組合員全員が、飲食業界の継続的な発展と、消費者との信頼関係の構築を誓いました。

澁田佐賀県理事長が力強い開会挨拶 

 式典は宍道榮一郎大会委員長(鳥取県理事長)の開会宣言で開幕。各都道府県の代表者が紹介され、佐賀県青年部によって大会旗が入場。参加者一同による国歌斉唱、物故者慰霊のための黙祷が捧げられました。
 続いて澁田正則大会実行委員長(佐賀県理事長)が「第46回全飲連全国佐賀県大会にようこそお越しくださいました。今大会は組合員相互の団結と友情を確認し、組織の活性化を図ると共に、食文化の追求・発展を期することを目的としております。昨今、安心・安全な食の提供がこれまで以上に注目され、消費者のCS(顧客満足)を得ることが私達の使命でもあり、業界の地位の向上へとつながります。全飲連のもと、共に栄えていこうではありませんか。佐賀県は風光明媚で、新鮮な食材と多くの観光資源にあふれています。いいもの探しをしていただければ何よりです」と歓迎の挨拶と御礼を述べました。
 続いて田中清三全飲連会長は「佐賀県の澁田理事長をはじめ役員、スタッフの方々、各支部の組合員の皆様、本当にありがとうございます。消費者の我々に対する関心は深いものがございます。加えて、原油高騰に伴う食材の値上げが営業を圧迫しております。そのような中これだけの参加者を募ることができた私達全飲連は、この組織力と組合のパワーをもってこの苦境から立ち上がろうではありませんか」と挨拶しました。

305名の組合員を表彰

 厚生労働省健康局長表彰が31名、(社)全国生活衛生同業組合中央理事長感謝状が46名、全飲連会長表彰228名、また全飲連会長特別感謝状を4組合支部がそれぞれ受賞しました。受賞者を代表して藤崎臨氏(佐賀県)が謝辞を述べました。
 次に来賓を代表して、厚生労働大臣舛添要一様代理・厚生労働省健康局生活衛生課長補佐梅澤雅男様、佐賀県知事古川康様、佐賀市長秀島敏行様代理・副市長大西憲治様、(社)全国生活衛生同業組合中央会専務理事小宮山健彦様、国民生活金融公庫副総裁木村政之様、農林水産省九州農政局生産経営流通部次長為季信男様より、それぞれご祝辞をいただきました。

田中清三氏から加藤新会長にバトンタッチ

 柳川一朗副会長(神奈川県理事長)より、理事会報告が行われました。役員改選が行われ、田中会長の会長職勇退に伴い、加藤隆副会長(群馬県理事長)が満場一致により第10代会長に就任することが決定したことを報告しました。あわせて、多年にわたる田中会長の貢献に役員を代表して謝辞を述べました。
 次に、会長交代セレモニーが行われ、加藤新会長は「私は田中会長から、全飲連は何よりも融和と団結が必要であり、生衛業会最大の組合である全飲連の組織力を発揮して飲食業界の発展と、社会的使命を果たしていくことが重要であることを学ばせていただきました。
 飲食業界を取り巻く課題は山積しております。新しい世代に全飲連をバトンタッチするために、全飲連の組織や活動を再点検し、全飲連再生の道筋をつくっていくことが私に課せられた使命です。誠心誠意、務めを果たす所存でございますので、皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます」と挨拶しました。新旧会長による全飲連旗の引き渡しに際し、満場の拍手が沸き起こりました。
 
次回開催県は静岡

 前回開催地の京都府を代表し、高木繁壽理事長に田中会長より感謝状と記念品が贈呈され、高木理事長が謝辞を述べました。続いて、沖縄県の當山政順理事長により、次回全国大会は平成21年6月10日、静岡県で開催されることが発表されました。静岡県大会のPRビデオが放映された後、静岡県の森川進理事長を筆頭に、およそ100名の静岡県スタッフがステージに登場。次回大会への意気込みと熱い想いをアントニオ猪木のBGMで表現し、横断幕や旗をふって盛大にアピールしました。そして大会旗が澁田実行委員長より加藤新会長へ渡り、森川理事長へリレーされると会場は盛大な拍手に包まれました。
 最後に、佐賀県の石山秀幸副理事長により「このように多数の皆様にご参加いただき、ありがとうございました。佐賀県の祈願でありました全国大会を挙行できたことは、我々にとって大きな喜びとなりました。今後も組合の発展のために努力してまいります」という閉会の言葉で終了しました。