生活衛生法施行50周年・全飲連創立45周年記念大会
第45回全飲連全国京都府大会開催
「飲食業者としての責務」と「業界の持続的発展」を誓う

 

京都らしさに大きな評価

『山紫水明・伝統・安心の食文化』をテーマに、第45回全飲連全国京都府大会が6月13日に京都市・国立京都国際会館メインホールを会場に盛大に開催されました。
 大会では19年度全飲連の事業目標として、2つのスローガン「1、全飲連組織が持続的かつ安定した発展を続けていくために、組合と組合員の生き残り戦略として、全飲連の組織力を活かした事業と活動に力を注ごう」「2、飲食店営業の標準営業約款登録制度の加入促進を中心に、外食における原産地表示や食の安心・安全を確保するための事業と活動に取り組もう」が採択され、全国より参集の組合員1,800余名全員が、消費者の信頼に応え飲食業界の存在感を示していくことを誓いました。
 
 
  宍道大会委員長 高木実行委員長 田中清三全飲連会長

 オープニングアトラクションでは開会に先立ち、江戸時代から伝わるおめでたい出し物である「手打ち式」が祇園甲部の18名の芸妓連中によって披露されました。独特の所作で拍子木を打ち鳴らす格調高い伝統芸に参加者はじっと魅入り、生衛法施行50周年記念でもある本大会に華を添えました。
 式典はまず各都道府県の代表が紹介され、京都府の八木浩副理事長の開会宣言で開幕しました。京都府青年部により大会旗が入場したあと国歌斉唱、物故者への黙祷が捧げられました。
 宍道榮一郎大会委員長(鳥取県理事長)の挨拶に続き、高木繁壽大会実行委員長(京都府理事長)から、「今大会は生活衛生法施行50周年・全飲連創立45周年の記念すべき節目の大会であるとともに、全飲連の念願であった中央会理事長に田中清三全飲連会長が昨年就任されたことを皆様とともに喜びを分かち合う誠に喜ばしい大会。この記念すべき大会を、風向明媚な京都の洛北宝ヶ池の国際会館で開催できる栄誉を賜りましたことに深く感謝申し上げ、日本の文化の中心である京都において、食やもてなしの心、京都の文化を再発見していただければ幸いです」と歓迎の挨拶を述べました。
 続いて田中清三全飲連会長は、「多年にわたり組合運営に多大なるご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。また、公私ご多忙の中臨席いただきましたご来賓ならびに全国代表者、参加者の皆様に御礼申し上げます。そして高木理事長を中心に役職員の皆様方が一丸となり開催準備に専念していただきましたことは感謝に耐えません」との挨拶に続き、「業界としての飲酒運転撲滅対策、安心・安全な食の提供、食文化の継承等、飲食業の社会的役割が一層高まっています。また、原産地表示・営業標準約款制度の取り組みや、食品リサイクルの対応策、受動喫煙防止対策等、課せられた課題も山積しております。それらを的確に対応しながら、組織力を活かし、業界が安定した発展を続けていけるようこれからも取り組んでいきたい」と挨拶しました。
 次に来賓を代表して、厚生労働大臣・柳沢伯夫代様代理・厚生労働省健康局生活衛生課長中垣英明様、京都府知事山田啓二様代理・副知事小石原範和様、京都市長桝本頼兼様、(社)全国生活衛生同業組合中央会専務理事小宮山健彦様、国民生活金融公庫理事福井雅輝様、農林水産省総合食糧局食品産業振興課外食産業対策室課長補佐船田修平様から、それぞれご祝辞をいただきました。またここで、大会に駆けつけてくださった全飲連顧問、参議院議員・元厚生労働大臣・予算委員長の尾辻秀久様からお祝いの言葉をいただきました。ご臨席の来賓の方々の紹介の後、多くの方々より届いた祝電が披露されました。
 続いて、加藤隆総務委員長(群馬県理事長)によって大会スローガン・大会宣言が、力強く宣言され、第一部が終了しました。
 第二部の表彰式では、厚生労働省健康局長表彰として31名、(社)全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状46名、全飲連会長表彰242名がそれぞれ受賞されました。また永年功労退職役員特別表彰が、前全飲連副会長・前愛知県理事長の板倉正男様に贈られました。さらに、多年にわたり地域における社会福祉活動に尽力し、飲食業界の地位向上に寄与した8組合支部に全飲連会長特別感謝状が贈られました。受賞者を代表して京都府の大山兼義様から謝辞が述べられると、受賞者へ盛大な拍手が送られました。
 表彰式に引き続き前回開催県感謝状の贈呈が行なわれ、田中会長から前回開催県である永田憲男山口県理事長に感謝状と記念品が手渡され、永田理事長が謝辞を述べました。
 次に、福住晧之亮副会長(奈良県理事長)から、次回開催は平成20年6月4日・佐賀県で開催されることが発表されると、佐賀県の魅力を満載したPRビデオが映し出されました。ステージでは“がばいばあちゃん”と澁田正則佐賀県理事長を筆頭に、「がばい! よかとこ佐賀。きてくんしゃい さがへ」の大きなプラカードを手に佐賀県スタッフが佐賀県大会への参加を呼びかけました。そして大会旗が、高木実行委員長より田中会長へわたり、澁田理事長へしっかりと手渡されると、会場は大きな拍手に包まれました。
 最後に、西村秀雄京都府副理事長より「昭和52年の京都大会から30年、2度目の大会を開催させていただくにあたり、これまでの諸先輩の並々ならぬご努力を再認識いたしました。ここに感謝申し上げそれをまた、後輩に伝えていきたいと思います。そして今後も組合の益々の発展のため努力することを誓います」という閉会の言葉で終了しました。

祇園甲部の総勢18名の芸妓による「手打ち式」を披露 表彰式
次回開催県は佐賀県に決定。大会旗が高木実行委員長から田中会長、そして佐賀県へ


会場は京都洛北の景勝地、宝ヶ池にある国立京都国際会館 会場入口では京都府女性スタッフが着物姿でお出迎え
飲食活性化フェア  

 

 

 

 

 

 

飲食活性化フェアのオープニングセレモニー

活性化フェアでは京都の名産品・物産品や
衛生機器の展示販売が行なわれた

地元伏見のお酒や焼酎の無料試飲コーナー
全女連は記念Tシャツの他にも、京都らしいグッズを販売 全青連の記念グッズは「手ぬぐいと油とりがみ」
昼食会場に設けられたお茶席では、
おいしいお茶とお菓子が振舞われた

懇親会 

大会終了後の懇親会は、
芸妓による京舞で賑々しくスタート