全飲連発祥の地、静岡県で組合創立50周年
全国で第1号の組合として組織の礎築く
     静岡県飲食業生活衛生同業組合創立50周年記念式典が、熱海市にある熱海後楽園ホテルで開催されました。静岡県組合は、昭和32年に制定された環衛法に基づいた組合として、昭和33年3月に全国で最初に設立。戦後十数年、不要不急の業種と位置づけられていた飲食業界にようやく業界発展と衛生思想の普及を目的とした組織が設立されることになりました。    
             
       
  50年の歴史を振り返りながら、未来に向かって夢と感動のある業界づくりを誓う森川理事長      
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  加藤隆群馬県理事長からは縁起物の高崎だるまが贈られた      

 5月21日、全飲連発祥の地である静岡県熱海市において、静岡県飲食業生活衛生同業組合の創立50周年記念式典が盛大に開催されました。静岡県組合は全国で最初に立ち上げられた組合として、昭和36年2月の全飲連設立に主導的な役割を担いました。全飲連の初代会長には、当時静岡県理事長であった青島富太郎氏が就任。
 昭和41年の第4回全国静岡県大会では、環衛公庫の早期設立をスローガンとして掲げ、翌年の公庫設立に大きな影響を与えました。全飲連の加入都府県も昭和43年には25都府県に増え、昭和44年まで静岡県にあった全飲連事務局は組織の拡大に伴い東京へと移転しました。
 式典には石川嘉延静岡県知事をはじめとして、地元選出の代議士など大勢の来賓が出席。全飲連からは田中清三会長、加藤隆総務委員長、小城哲郎専務理事、そして多くの各地の理事長がお祝いに駆け付けました。
 冒頭、組合50年の歩みをまとめた映像が流され、出席者は組合草創期の古い貴重な写真などを見ながら、これまでの歴史を振り返りました。森川進理事長は「50年前、組合設立に奔走した先人たちの創始の精神をあらためて見つめなおして、これからも夢と感動のある飲食業界であるために、業界の発展と組合員の繁栄のためにまい進します」と力強く挨拶されました。