地産地消のモデルタウン事業
平成19年度から農水省が推進

 農水省は平成19年度より、地域全体で地産地消に取り組む地産地消モデルタウンの整備を支援します。地産地消の拠点となる直売所等の環境整備、コーディネーターの育成、関係者のネットワークづくり等を推進します。
 この事業は地産地消特別対策として、地産地消を強力に推進するため、競争型直接支援システムなど新しい事業方式を導入し、人材育成や他産業との連携による地産地消モデルタウンの整備、新しいビジネスモデルの提案等を推進します。事業の概要は次の通りです。

地産地消の更なる展開

(1) 地産地消推進のための人材育成等
 地産地消の中心的役割を担う地域リーダーやコーディネーターを育成するため、専門的な知識を習得する地産地消スクールを開催するとともに、全国各地での講習会を開催する。また、地産地消の事例調査・分析等や地産地消優良事例表彰等を実施する。
(2)他産業との連携による地産地消モデルタウンの整備
 農業、商工、観光、学校給食等の関係者が一丸となり、「地産地消モデルタウン構想」を策定し、地域全体で地産地消の優れた取り組みを行う協議会等を公募(コンペティション)によって選定し(全国5地区)、構想の推進やモデルタウンをPRするための活動等を支援するとともに、構想の実現に向けた取り組みに必要となる活動や施設・機械の整備について、関係省庁と連携して支援する。
(3)地産地消における新しいビジネスモデルの提案
 全国20地区において地産地消の拠点を整備し、これを核として生産者と消費者の契約システムの構築や異業種間の連携を図る取り組みなど地産地消の新たなビジネスモデルの優れた取り組みを支援する。