TOTOが女性の飲食店トイレ利用法を調査
女性にとって理想の飲食店トイレとは?
お化粧直ししやすいトイレです!TOTOが「飲食店トイレ」に何が求められているのか? 女性が考える「理想の飲食店トイレ像」を調査しました。この調査は、昨年3月に20〜40代の女性2、072人を対象に、インターネットを利用したWEB調査で行なわれたものです。
飲食店の場合、トイレが不潔な状態にあると利用者は嫌悪感を持ち、お店の再利用に影響します。中でも女性はトイレ内でお化粧直しをするため滞在時間が長く、その分男性よりもトイレに対する目は厳しくなっています。
まず調査の結果、全体の96%が「男女別々のトイレ」を要望。「トイレの快適度がその後の再利用の意向に影響する」と答えた人が全体の76%を占めました。TOTOでは「居心地の良い店に快適なトイレは不可欠」としています。
また、8割以上が「トイレで化粧直しをする」と答え、「手洗いとは別の化粧直し専用コーナー」や「明るい照明」への期待度も高いことがわかりました。
一方、トイレで「化粧・身だしなみチェック以外にすること」を尋ねたところ(複数回答)、全体の40%が「メールチェック」、14%が「電話」と答えています。メールチェックは、うがい(36%)や歯磨き(13%)を上回る結果でした。同社は「携帯電話の普及とともにトイレの使われ方も変わってきている」と分析。「飲食店トイレ」の使われ方が大きく変わってきている実態が明らかになりました。
(資料提供TOTO広報室)
《アンケート結果》
●トイレの良し悪しによる再利用への影響
女性が飲食店トイレで最低限望むのは、男女トイレが別々であるということのようです。男女別々のトイレの期待度は96%と圧倒的に高い数字でした。また、トイレの良し悪しによる再利用への影響度は、「非常に影響する」「やや影響する」を合わせ、約8割の方が、「トイレの快適度」がその後の再利用に影響すると回答しています。
食べて、飲んで、楽しい時間を過ごす飲食店。居心地の良いお店には、「快適なトイレ」は今や不可欠なもののようです。
■飲食店トイレでの印象が、その後の再利用意向に影響しますか?
〜約8割が影響すると回答〜
●お化粧直しについて
今回調査では、「同伴者が男女どちらでも」「同伴者が女性の場合のみ」「同伴者が男性の場合のみ」合わせて、8割以上の方が飲食店のトイレでお化粧直しをしていました。自由記入として、「飲食店トイレでの困った経験」を聞いてみたところ、「お化粧をしている人がいて手が洗えない」「髪の毛が落ちていて不快」「ゴミ箱からゴミが溢れている」など様々な意見をいただきました。中でも最も多かった意見は、「洗面台が濡れていてバッグや化粧ポーチを置く場所に困る」です。
実際に、手洗器がセットされたカウンターとは別に、お化粧直し専用のパウダーコーナー(乾燥している)の必要度を聞いてみたところ、「必要とする」「やや必要とする」を合わせ約8割の方が必要性を感じているとの回答結果でした。さらには、化粧直し時の期待度が「とても期待する」「やや期待する」を合わせて約5割、全身をチェックする鏡の期待度が約8割でした。また、最近はお店の雰囲気に合わせてトイレ内も暗めの照明にしている店舗を多く見かけますが、実際女性は雰囲気よりも化粧のしやすい明るい照明を求めていることがわかりました。
■お化粧直しについて
〜8割以上が飲食店でお化粧直しをする〜
■パウダーコーナーの必要度
〜約8割が必要〜
■化粧のしやすい明るい照明の期待度
〜約8割が期待〜
■あなたにとって理想の飲食店トイレは?(自由記入)
・「洗面スペースと独立していること。椅子があること。照明が明るい。広い」
・「他の人と密接度が少なくゆとりがあり混まないこと」
・「鏡の前に荷物が置けて、濡れていないこと」
・「個室のようになっていたら最高」
・「設備が何でもそろっている。たとえば基礎化粧品やドライヤー」
・「綿棒・油取り紙・爪楊枝がある」など、様々なご意見をいただきました。
●トイレ内でしていること・・・メールチェック!
携帯電話の普及率は今や85%(内閣府調べ・H16年3月)です。携帯電話の使用は使用者側にマナーが求められますが、飲食店内ではトイレ内で約5割の方が「メールチェック」や「電話」をしている実態が明らかになりました。
■化粧・見出しなみチェック以外にすることは?(複数回答)
〜メールチェック・電話で約5割〜