元気・活気・根気・覇気
第41回全飲連全国長野県大会
大会での出会いと感動が
未来を拓く飲食業界発展の力。
第41回全飲連長野県大会が、テーマとキャッチフレーズにそれぞれ『「食」は元気の源』、『信州De深呼吸』を掲げて、去る6月4日、長野オリンピックの会場にもなった長野県長野市ビッグハットで開催されました。
大会には全国各地から飲食業界を代表して2,000人を超える会員が集い、低迷する業界が抱える課題に対して積極的に取り組んでいくことがあらためて大会宣言として決議されました。
信州の水と空気が、参加者たちに活力を与えてくれた充実した長野県大会となりました。田中清三会長が力強い決意を表明
気力・体力・能力で業界の発展を
恒例となっている地元のアトラクションには、真田勝鬨太鼓、土屋芳美ジャズダンス教室、SBC放送合唱団、乗鞍アルプホルン愛好会の演奏が披露され、遠方から到着した会員をあたたかく歓迎しました。
式典は、乗鞍アルプホルン愛好会のファンファーレで開幕。田中会長を先頭に各都道府県の理事長が一人ひとり登壇し、名前が読み上げられるごとに大きな歓声で迎えられました。
松江良夫大会実行委員長は、「本大会は、組合意識の向上、融和と団結、お互いの交流、また食文化の追及、経営の安定化などの源泉となるものであり、消費者へのサービスの向上、老人福祉などに密接に結びつく意義深い大会でございます。」とあいさつしました。
続いて、今年より全飲連顧問に就任していただいた尾辻秀久参議院議員が、「私がやるべきことは二つです。個々のお店に元気が出るようにすること。もう一つは全飲連が組織として大いに活性化するようにお手伝いすることです。一緒に頑張りましょう。」と頼もしいごあいさつをくださいました。
田中清三会長は、「昨年の40周年記念大会から一年たった今日、経済、社会も一層冷厳になり、不透明度も深くなりました。稼業の繁栄のために政治がどうのこうのと人にせいにせずに、自己目的として、全飲連での出会いと感動を持って共に頑張っていきたいと思います。元気・活気・根気に覇気をプラスして、気力・体力・能力でお客様のため、私は組合員のため頑張っていく所存でございます。」と力強くあいさつしました。
厚生大臣、長野県知事をはじめ多くの来賓が
全飲連への支援と期待のメッセージを寄せる
ご来賓としてご列席いただいた方々の中から、厚生労働大臣坂口力様の代理として、厚生労働省の江口幹太様、長野県知事田中康夫様の代理として、副知事の阿部守一様、長野県議会議長小林実様、長野市長鷲澤正一様、国民生活金融公庫専門審議役若松五常様からごあいさつをいただきました。
中でも坂口大臣からは、「飲食業はいまだ消費景気の低迷が続く中、価格競争の激化等の課題を抱えていると認識しております。このような状況の中で、本日皆様がここ長野県において一堂に会され、新たな目標や連合会の社会的使命を確認しあうことは誠に意義深いものと存じます。厚生労働省といたしましては、国民生活金融公庫の融資制度を充実することにより、必要な資金の調達に支障をきたすことのないようにするとともに、同業組合連合会が実施する振興事業についての助成や、経営指導体制の強化を図るため、生活衛生指導センターへの補助を行う等により、生活衛生関係営業の振興に引き続き努めているところであります。」というメッセージが届きました。
また、田中康夫長野県知事の「わが国の食品市場におきましては、食品流通の国際化や新しい加工技術の開発などより、多彩な食品食材があふれており、豊かな食生活を享受できる時代となっております。このような中郷土色ですとか、地方の特色ある野菜等の食材や日本酒といったものを改めて見直すことにより、食と生活のあり関わり方を見直そうと「スローフード」と呼ばれる活動が注目を浴びてきているところであります。(中略)全国飲食業生活衛生同業組合連合会の益々のご発展を祈念いたします。」というあいさつが紹介されました。
総勢356名が厚労省局長表彰、全国中央会理事長感謝状、
全飲連会長表彰を受賞。
引き続いて議事に移り、加藤隆群馬県理事長が議長となって進められました。議案説明は、阿部新治郎東京都理事長がおこない、満場一致で採択、藤井信廣山口県理事長より大会宣言(別項)として発表されました。
表彰式では、厚生労働省健康局長表彰30名、(社)全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状46名、全飲連会長表彰280名がそれぞれ受賞しました。受賞者を代表して厚生労働省健康局長表彰を受賞した長野県の北沢英明さんが謝辞を述べ、会場から盛大な拍手で祝福されました。
大会はクライマックスに入り、全飲連歌、大会歌の合唱が長野県大会実行委員会役員のリードによりおこなわれ、前回開催県の福岡県に感謝状が贈呈されました。次回開催県発表は、真藤和典広島県理事長によって、愛知県大会が告げられ、愛知県組合総勢25名が、豪華なことで知られる尾張の結婚式にちなんで、嫁入りの行列で入場しました。代表して板倉正男愛知県理事長が力強く大会をアピール。多くの参加者が訪れることをメッセージに託しました。
そして、大会旗は松江長野県理事長から田中会長へ。田中会長から板倉理事長に手渡され、愛知での再会を約束しました。