全 飲 連 ト ピ ッ ク ス
アサヒビールが「青島(チンタオ)ビール」の国内販売権を獲得
アサヒビールは、『青島ビール』の国内販売権を獲得し、8月28日より、生ビール『青島ビール』びん330mlを全国で新発売します。同商品は、アサヒビールと中国・青島酒股有限公司(本社・山東省青島市、総経理・金志国、以下青島ビール社)ほかによる合弁会社である深セン青島ビール朝日有限公司のビール工場で生産し、輸入販売します。
青島ビール社は山東省青島市に本社を置き、創業百年の歴史と中国で最も高い知名度を誇るビール会社です。2001年の青島ビール社の総生産量は251万klで、中国で最大のビール会社でもあります。その主力ブランドである『青島ビール』は中国唯一のナショナルブランドのビールとして広く中国全土で販売されています。
アサヒビールでは、従来から扱いの多い中華料理店に加え、エスニック料理、無国籍料理、アジアンレストランなどの飲食業態に対して取り扱い活動を進め、業務用市場を中心に年間で15万函(1函は大びん20本換算)の販売を目標とします。
地場スーパーが店舗生ごみ肥料化。
将来的には近隣の外食産業のごみも引き受け
店舗から出る生ごみを肥料化して土に返し、そこでとれた農産物を店舗で販売しようという資源循環の試みを、福岡県筑豊地区を中心にスーパー20店舗を展開する麻生芳雄商事が飯塚市の潤野店でスタートさせました。同店は地元でとれた農産物の直売コーナーを設けていますが、今回の生ごみの肥料化は、同店が契約している農家に安全な肥料として使ってもらい、安心でおいしい野菜類を栽培、提供してもらうのが狙いです。
同店では、1,000万円かけた肥料化用の生ごみ処理機で、青果・鮮魚・精肉で発生する生ごみを細かく砕き、さらに微生物の力で約50キロの生ごみや割りばし、貝殻などの有機物を約3時間で粉化します。この粉化肥料は、直売コーナーに出荷している農家が無料で引き取り、肥料効果を確かめながら利用します。
同店は処理機の導入でごみ処理費用の削減効果も見込むとともに、将来的には近隣の外食産業のごみも引き受けるなどして、域内循環の輪をつくりたいとしています。
残留農薬違反などに輸入禁止措置
食品衛生法改正案成立へ
中国産の冷凍ホウレンソウから基準値を超える残留農薬が相次いで検出された問題を受けて、違反の疑いのある食品の輸入禁止措置が盛り込まれた食品衛生法改正案が、今国会で成立される見込みです。7月19日の衆院厚生労働委員会で与野党の賛成多数で可決され、23日の本会議で可決、参院に送付される見通しです。