40周年を迎えた喜び、誇り、自信
全飲連創立40周年記念全国福岡県大会

不況を吹き飛ばす熱気、全国から2,500人が参加

 全飲連創立40周年記念全国福岡県大会が、テーマに『40年の「食」歴史に学ぶ21世紀への飛躍』、キャッチフレーズに「福岡よか味・よかところ」を掲げ、去る六月五日、福岡県福岡市の福岡サンパレスで開催されました。
 大会には全国から飲食業界の代表者2,500人を超える会員が集い、業界が直面する課題に対しての指針を大会宣言として決議しました。参加者の熱気に包まれ、40周年記念大会に相応しく盛大で充実した一日となりました。

田中会長が感激の挨拶「うれしく、楽しく、ありがたく」
 開会に先立ちステージ上では、オープニングアトラクションの航空自衛隊西部航空音楽隊による華麗な演奏と英流栄美会の舞踊が披露され、全国からの参加者を迎えました。
 式典は、航空音楽隊の開会を告げる演奏に続いて、福岡県杉正道副理事長の開会宣言により始まりました。各都道府県の理事長の紹介に続いて大会旗が入場し、川添俊明大会実行委員長から田中清三大会会長に手渡されました。
 国歌斉唱に続いて40年の節目ということから、過去10年間に亡くなられた物故者に対して献花と黙祷が捧げられました。
 松江良夫大会委員長が開会の言葉を、川添大会実行委員長が全飲連40年の歴史を振り返りながら、福岡県大会を記念大会に相応しい大会するのと共に、西日本随一の繁華街である中洲、海の幸、山の幸を堪能して欲しいと開催県として歓迎の言葉が述べられました。
 続いて田中大会会長が「2,500人を超える皆様が集えたことに、出口のない厳しい社会状況を考えますと、ただ、うれしく、楽しく、ありがたく感激する次第です。さまざまな苦労を乗り越えて、全飲連が40周年を迎えられたことに、喜びと誇りと自信を持って欲しいと思います。心を一つにして、更に会員の皆様と共に邁進しましょう。」と挨拶をおこないました。
 続いて来賓あいさつとして厚生労働大臣坂口力氏の代理で厚生労働省清水美智夫課長が「食文化の発展に尽力される会員の皆様に感謝申し上げます。消費の多様化、大型店との競争激化、BSE問題など山積する中、厚生労働省として生活衛生関係営業の振興に努めて参ります。」とメッセージを代読しました。

尾辻秀久環衛議員連盟事務局長をはじめ多くの来賓が挨拶
 次に衆議院議員自見庄三郎氏、福岡県知事麻生渡氏の代理として副知事稗田慶子氏、福岡県議会議長久保九州雄氏の代理として元議長井上雅實氏、福岡市長山崎広太郎氏の代理として助役坂本雅子氏、国民生活金融公庫の企画部長牧原厚雄氏からそれぞれご挨拶をいただきました。また、参議院議員で環境衛生議員連盟事務局長の尾辻秀久氏からは「皆様の業界に関わる環境衛生議員連盟の議員一同、厳しい環境、皆様のお気持ちや事情を理解しているつもりです。今後とも精一杯努力してまいります。」と温かいご挨拶をいただきました。
 また本大会には、衆参国会議員をはじめ、大勢の来賓が臨席されており、司会者より紹介されました。併せて大勢の方よりいただいた祝電を仲道庸正福岡県副理事長が披露しました。
 引き続いて大会決議・大会宣言に入り、宍道榮一郎大会副委員長が議長となり進行されました。四つの大会決議案の提案説明については、山下強宮崎県理事長がおこない、満場一致で採択され、大会宣言と決議文として當山政順沖縄県理事長が力強く発表しました。

524名に感謝状、表彰状を贈呈
 大会は第二部の表彰式へ移り、永年の全飲連事業の推進と発展に多大な功績のあった方々に感謝状の贈呈と表彰がおこなわれました。
 厚生労働大臣感謝状(40名)、自由民主党総裁感謝状(120名)、厚生労働省健康局長表彰(30名)、全国生活衛生中央会理事長感謝状(46名)、全飲連会長表彰(288名)、総勢524名がそれぞれ表彰を受けました。自民党総裁感謝状は例年80名でしたが、40周年を記念して特別に枠が広げられました。最後に、受賞者を代表して厚生労働大臣感謝状を受けた福岡県の田中洋右さんが代表謝辞を述べました。会場からは受賞者全員に対して、盛大な拍手が送られました。
 表彰式の後、昨年の栃木県大会に際して制作された「全飲連歌」と「大会歌」(共に作詞作曲は栃木県の梅澤謙蔵氏)の合唱がおこなわれました。合唱のリードには、声楽家の佐藤真由美さんと二階堂健さんが登場し、参加者全員での大合唱となりました。
 会場の雰囲気が盛り上がり、いよいよクライマックスを迎える頃となり、まず前回開催県の栃木県坂本富治理事長に対して、田中会長から感謝状が贈呈されました。参加者は昨年の大会を成功に導いた栃木県スタッフに対して惜しみない拍手を送りました。

福岡から長野に大会旗をバトンタッチ
 続いて、次回開催県を京都府大八木泰蔵理事長が高らかに発表。次回開催県である長野県の木遣りが威勢良く客席から登場しました。舞台袖からは総勢百名近い長野県スタッフが壇上へ登り、長野県松江理事長より大会のピーアールメッセージが告げられました。信濃国の熱唱と福岡大会の成功を祈念したエール、最後に再び木遣りによる長野県大会成功への祈願がおこなわれ、大会旗が松江理事長に手渡されました。
 福岡県幸野仁郎副理事長が大会の閉会を宣言し、3時間におよぶ大会は成功のうちに幕を降ろしました。