飲食業界の未来を拓く、新たな出発点
やすらぎとパワーに満ちた新世紀初の全国大会開催。
第39回全飲連全国栃木県大会
新世紀の最初の全国大会、第39回全飲連全国栃木県大会が、「食のふれあい・2001年やすらぎのとちぎ路」をテーマとし、「にっこう、けっこう、今が旬です、とちぎ県。」をキャッチフレーズに掲げ、去る6月6日、栃木県宇都宮市のマロニエプラザで開催されました。
本大会は、組合員数12万人を擁する全国の飲食業の代表2,300名が一堂に会し、経済構造の激しい変化に対応し、全飲連会員の直面する諸課題の解決策を講じる新たな指針が、四つのスローガンを掲げた大会宣言として決議されました。
大会は、オープニングアトラクションの「黒磯巻狩太鼓」の勇壮な演奏に始まり、栃木県警の音楽隊の演奏、そして、大田原市与一出陣太鼓の演奏が披露され、全国からの参加者を会場に迎え入れました。
式典は栃木県岩坂副理事長の開会宣言に始まり、各都道府県代表の紹介、大会旗の入場と続き、大会旗が田中清三会長から坂本富治実行委員長(栃木県理事長)に手渡されました。
国歌斉唱に次いで、物故者に対する黙とうが捧げられ、故行方昭蔵三重県前理事長、故高根松雄大分県前理事長に対して、その功績と在りし日を偲んで祈りが捧げられました。
松江良夫大会委員長が開会の言葉を、坂本大会実行委員長が歓迎の挨拶と栃木大会開催の意義と思いを述べ、これから始まる21世紀のために、記憶に残る式典として「やすらぎ」と「パワー」を届けることのできる大会となることを呼びかけるとともに、日光東照宮に象徴される栃木県の歴史と数々の物産品、特産品をこの機に味わっていただき「栃木らしさ」を満喫していただきたいというアピールがされました。
次いで田中大会会長が「飲食業を天職として志す12万有余を有するこの組織が、一層の連帯感を深め、荒波に溺れ流れることなく、頑張っていくことが必要。戦後、幾多の困難の中で、これを立派に乗り越え今日があるわけであり、その自信と勇気を喚起するイベントがこの大会の意義である。この栃木大会が意志高揚の場となるよう、皆様の志を持って盛り上げていただきたい」との挨拶を行いました。この後、参議院議員尾辻秀久氏への激励と尾辻氏の挨拶が行われました。
続いて、来賓からの祝辞が行われ、厚生労働大臣からのメッセージを藤原一郎健康局生活衛生課長補佐が代理で披露し、次いで、栃木県知事、宇都宮市長(いずれも代理)、横田吉男国民生活金融公庫理事が挨拶を行いました。本大会には、この他、衆参国会議員をはじめ、亀川潔全国生活衛生同業組合中央会専務理事など72名の来賓が臨席されており、司会者より紹介されました。
続いて行われた、大会決議・大会宣言は、松江大会委員長が議長となり進行されました。議案説明を阿部東京都理事長が行い、大会参加者の満場一致で採択され、その決議文を柳川神奈川県理事長が高らかに大会宣言として発表しました。
大会宣言の発表の後、大会は第二部へと進行し、永年の全飲連事業の推進と発展に多大な尽力と貢献をされた会員に対する表彰が行われ、厚生労働省健康局長表彰(32名)、全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状(42名)、全飲連会長表彰(284名)の表彰が行われました。厚生労働省健康局長表彰は、柳田将夫氏(栃木県)が代表して、藤原一郎厚生労働省健康局生活衛生課長補佐から表彰。全国生活衛生同業組合中央会理事長表彰は栗原孝二氏(栃木県)が代表して、亀川潔全国生活衛生同業組合中央会専務理事から表彰。全飲連会長表彰は、福田繁氏(栃木県)が代表して田中飲連会長より表彰されました。そして、受賞者を代表して、厚生労働省健康局長表彰を受けた大山照夫氏(栃木県)が謝辞を述べました。
表彰式の後、全飲連の歌と全国大会の歌の披露が行われ、作詩、作曲者である栃木県の佐野支部副支部長梅沢謙蔵氏が紹介され、新井金光、上原雅美の二人の歌手により熱唱されました。
次いで、前回開催県である鳥取県の宍道榮一郎理事長、全飲連の歌を作詞・作曲した梅沢謙蔵氏、故行方三重県理事長令夫人の三人に対して田中会長から感謝状と記念品の贈呈が行われました。
いよいよ大会もクライマックスを迎え、次回開催県の発表が井上克彦岐阜県理事長から行われました。次回開催県となった福岡県の川添俊明理事長を筆頭に、福岡県の組合員の皆さんが登壇し、福岡からのメッセージが、ステージを華やかに包み込み、「ミス福岡」からインフォメーションがありました。そして大会旗が、坂本栃木県理事長より川添福岡県理事長に力強く手渡されました。
3時間30分に及ぶ栃木県大会は、2,300の参加者と一年間にわたり準備に勤しんできた栃木県の全組合員の気持ちが一つに結集され、今世紀最初の大会にふさわしい心に残る大会として、丹木喜一郎栃木県副理事長の閉会の言葉でその幕を閉じました。