物価高騰、最低賃金値上げ、クレジット決済手数料率等
飲食業界の課題解決に向かう
令和6年度 全国6ブロック委員会

令和6年度ブロック委員会が、9月4日に行われた秋田県秋田市の「東北ブロック委員会」を皮切りに、「関東·甲信越ブロック」「東海·北陸ブロック」「関西ブロック」「九州ブロック」そして10月29日の「中国·四国ブロック」を最後に、全国6カ所で開催されました。
全飲連執行部から、齊藤育雄会長をはじめ吉田彰友総務委員長、千玉敏之事業委員長、中村勉財務委員長、鈴木洋一大会委員長、鍋島盛雄石川県大会実行委員長、次回全国大会開催地の中田正己三重県、小城哲郎専務理事、小池俊晃事務局長が出席。
全国の組合が抱える課題や各組合が単独で取り組む活動などについて審議が行われました。
本年度各組合提案事項については、中国·四国ブロック委員会での提案事項を紹介します。
議 題
⑴前年度(令和5年度)当該ブロック提案事項経過報告
⑵本年度各組合提案事項について
⑶全飲連賦課金(会費)算定基準の見直しについて
⑷原材料価格高騰等による価格転嫁について
⑸健康増進法改正に向けた取り組み及び地方自治体のたばこ規制の現状等について
⑹第62回全国三重県大会について
⑺第全飲連事業への取り組みについて
·レンタル機器導入促進について(ネクシーズ)
·新電力等への取り組みについて(ミツウロコヴェッセル)
·国民年金基金紹介制度について(国民年金基金担当支部)
⑻総務委員長より総括して本日の感想等
⑼その他 報告事項等
中国·四国ブロック委員会·提案事項
【岡山県】
⑴組合員の減少への歯止め対策と組合への支援・援助の拡充。
⑵消費税とインボイス制度により個人経営が厳しい時代。消費税の軽減とインボイス制度の廃止・見直し等を要望。
⑶中小零細な個人店舗が生き残り繁栄していくためには、業界で一致団結し、我々の意見・要望を代弁する政治家の存在が必要。
【広島県】
⑴零細・フリーランスの事業者保護の観点から納税額の軽減や計算が簡単な特例措置の継続を要望。
⑵政府が賃上げなどを謳うのであれば、課税免除条件や社会保険加入要件、控除額上限引き上げ等実態に即した対策を講じることを要望。
⑶政府には米の生産量確保と価格安定に努めてほしい。そして、備蓄米増量や放出についての考え方を速やかに検討し混乱を避ける対応を求めたい。
【山口県】
⑴クレジットカード決済手数料率の引き下げを要望。年間利用度や売上率など変動制も考えられるのではないか。
⑵扶養控除と年収の壁の撤廃。希望としては、年収150万円までは扶養を付け、週20時間以上勤務で社会保険加入義務を時限立法の緩和措置としてやれないか。
⑶組合員数増強の具体的な取組みとして、新規営業店や未加入店に組合の魅力、特典を理解し加入していただく方法が欲しい。
【島根県】
⑴クレジットカード決済手数料率の引き下げを要望。全飲連でもデジタル推進特別委員会が発足し国会議員に陳情するなど、組合加入の最大のメリットとなるよう早期実現を期待。
⑵金利の据え置きやコロナ融資の返済据え置き等の対策をお願いしたい。
⑶タクシーの台数及び乗員減少について対策をお願いしたい。
【香川県】
⑴1人当たりの上限は引き上げとなったが、企業の交際費限度額(年間)を800万円から2000万円に増額してほしい。
⑵キャッシュレス決済導入、端末切替時等に発生する諸費用及びクレジット決済手数料率の更なる軽減を図ってほしい。
⑶組合員減少により全飲連・生活衛生営業指導センター等への負担金が重荷になっている。良い組合経営ができるよう費用負担の軽減を図ってほしい。
⑷飲食業界の強力なバックアップをお願いできる国会議員を顧問に選んでほしい。
【愛媛県】
⑴当組合では、サントリー酒類(株)がコロナ禍の販売不振を理由に、令和4年度より賛助会休会となっている。他県の状況を伺いたい。
⑵クレジット・QRコード決済における店舗が払う手数料率について、全飲連とクレジット業者の現時点の折衝状況を伺いたい。
