ウィズコロナ対応で全国組合員が再会 第58回全飲連全国ぐんま高崎大会 全飲連の声を政治に届ける
組織力の強化をめざす
群馬県飲食業生活衛生同業組合理事長
深堀 達義 大会実行委員長全国飲食業生活衛生同業組合連合会
森 川 進 会長「上州・群馬の採食健美」をキャッチフレーズに、第58回全飲連全国ぐんま高崎大会が11月9日(火)、群馬県高崎市のシンボリックな音楽ホール「高崎芸術劇場」で開催されました。新型コロナ感染症拡大が続き昨年は延期が余儀なくされ、実に1年半ぶりの開催となりました。今回は、参加人数を制限しての開催となり、約420名が出席。入口を3つのゲートに分けて密を避け飛沫を防ぐビニールカーテンを設置。検温とアルコール消毒を済ませ、リストバンドを付けての入場。会場では一席を置いての着座となりました。
ウェルカムアトラクションは、全国屈指の設備を誇る音楽ホールにふさわしく高崎出身のソプラノ歌手とピアニストによるソプラノリサイタルが行われ、“音楽のあるまち高崎”らしいおもてなしで出席者を迎えしました。飲食業界に熱いエールを送る富岡高崎市長
井上富義大会委員長の「開会宣言」で式典が開幕し、開催地の富岡賢治高崎市長より熱い「歓迎の言葉」がありました。富岡市長は街の活性化を大きく担うのは飲食業界であるという持論を披露し、全飲連理事会の高崎開催では資金面でもバックアップしてきました。高崎での全国大会開催を熱望し、心強い支援の手も差し伸べられました。大手広告代理店とのコラボで、地元に長く親しまれてきた安くてうまい絶品グルメでありながら、後継者が無く絶滅の危機に瀕している飲食店を “絶メシ”リストとして取り上げPRするプロジェクトは、国際的な広告賞も受賞するほどの評価を受けました。また、コロナ感染者の減少で飲食店が通常営業に戻る頃合いを図り、高崎市民一人につき2000円の外食チケットを配布するという施策を打ち出すなど、日頃より飲食業界への支援が顕著です。今回は多忙なスケジュールを縫って、大会に駆け付けられました。
続いて、都府県組合の理事長が紹介され、「大会旗入場」となりました。群馬県の深澤龍一青年部長が大会旗を持ってステージに進み、深堀達義群馬県理事長の手を介して、森川進全飲連会長に大会旗が渡されました。故亀岡会長の遺志を継ぎ全飲連を盛り立てる
「物故者慰霊」では、会場全員が起立し黙祷がささげられました。特に今年6月に第12代の故亀岡育男会長の生前の姿が映し出されると、いまだに信じられないという心持になった人も少なくありません。
「大会実行委員長あいさつ」では、群馬県の深堀達義理事長が、ようやく大会を開催できた感謝と喜び、コロナ受難の中で知恵を絞り工夫を凝らして営業してきた組合員一人一人の努力が飲食業界の未来を切り拓く力となる。組合員がコミュニケーションを図り一致団結することで組織の発言力を強化できるとし、今大会を意思疎通の有意義な機会としたいとメッセージを送りました。そして、故亀岡会長の遺志を継ぎ組合活動を盛り立てていく決意を表明しました。
続いて「大会会長あいさつ」では、森川進全飲連会長が、紆余曲折あり開催にこぎつけた今大会に対し群馬県組合への感謝と、故亀岡会長の残任期間を会長代行として務める決意。全国各地のコロナ感染症に関わる問題をはじめ様々な問題に対しての意見を中央に反映させ解決するため、組合組織の発展と業界の振興、組合員の営業の安定を図っていく意向を述べました。来賓の方々からご祝辞を頂戴しました
厚生労働大臣 後藤茂之様(代理:厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生課長 成松英範様)
(一社)全国生活衛生同業組合中央会理事長 大森利夫様(代理:専務理事 伊東明彦様)
㈱日本政策金融公庫常務取締役 片岡佳和様
群馬県知事 山本一太様(代理:群馬県健康福祉部部長 武藤幸夫様)
参議院議員 清水真人様各種表彰が行われました
■厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰(22名)
■(一社)全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状(31名)
■全飲連会長表彰(107名)
■全飲連会長特別感謝状(愛知県組合・木曽川支部)
■前回開催地感謝状・記念品贈呈(沖縄県組合)大会宣言提案説明・大会宣言決議
中田正己全飲連副会長(三重県理事長)より、「大会スローガン」と「大会宣言」が力強く読み上げられ、決議されました。特別アトラクション
地方交響楽団の草分けとして1945年に高崎で誕生した群馬交響楽団。小林桂樹や岸恵子出演の映画『ここに泉あり』(1955年製作)で、戦後の荒廃の中から「人々に音楽を」と立ち上がった創立時の奮闘が描かれました。群馬交響楽団によるアンサンブルリサイタルでは、弦楽合奏で「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(モーツァルト作曲)、「G線上のアリア」(バッハ作曲)、「八木節」が披露されました。次回開催地は山口県下関市
「次回開催県」が原田啓助全飲連副会長(東京都理事長)より発表されると、青木光海山口県理事長が「飲食業界復興の狼煙は山口から 集え山口へ!」というキャッチコピーを披露。お揃いのはっぴを羽織った山口県組合員の皆さんが多数壇上に上がり、山口県大会への参加を呼びかけました。
最後に、新型コロナ感染拡大により異例の延期や、参加人数制限等、前例を見ない全国大会を締めくくる「閉会のことば」が、群馬県組合の桑原勝宏副理事長より万感の思いを込めて発せられました。
群馬県の組合員の皆さんが順番での退場を誘導しました。