HCCAP、組織拡充活動の取組み
組織の意義と加入メリットを明確に伝える 令和元年度全国6ブロック委員会開催
令和元年度ブロック委員会が、9月10日の関東・甲信越ブロックを皮切りに、11月12日の東海・北陸ブロックを最後に、全国6ブロックで開催されました。全飲連執行部より森川進会長をはじめ、齊藤育雄事業委員長、亀岡育男総務委員長、小城哲郎専務理事、小池俊晃事務局次長が出席。全国の組合が抱える課題や各組合が単独で取り組んでいる活動について、報告や審議が行われました。
10月8日(火)に香川県高松市の「花樹海」で行われた「中国・四国ブロック委員会」では、構成メンバーの岡山県、広島県、山口県、島根県、愛媛県、香川県の正副理事や役員、そして全国大会関連で沖縄県と群馬県、オブザーバーを含む46名が出席しました。また、日本たばこ産業株式会社、株式会社ミツウロコヴェッセル、神原ミツウロコ株式会社、株式会社ネクシィーズ、株式会社ジェイエムエス、全国国民年金基金など協力企業や団体より、10名の参加がありました。
最初に開催県である香川県の平田孔司理事長より歓迎の挨拶があり、続いてブロック長の守屋博司岡山県理事長、森川進会長の挨拶がありました。
そして、ブロック長の守屋博司岡山県理事長が議長に選任され、審議に移りました。
議題は「ブロック関係事項」と「全飲連関係報告事項」とに分かれ、「ブロック関係事項」では、前年度(30年度)のブロック提案事項に関する経過報告が各県より行われました。【平成30年度の提案事項】
●島根県
・新電力切り替え事業の推進(ミツウロコ、ネクシィーズとの連携)。
・NTT全飲連ひかり回線配信事業の推進(NTTネクシアとの連携)。
・クレジット決済(楽天pay)との契約による加盟店手数料の引き下げ(3.24%〜)。
・中・四国ブロックでの連携として、消防法施行令の改正により今年10月より全ての飲食店で消火器の設置義務化を受け、消火器メーカーとの業務提携(先駆者である初田製作所)。
・全飲連への要望として、大手企業(商社)等との連携、各省庁や国会議員とのコネクションを作る、福祉事業等のサポート支援。
●広島県
・消費税増税に対する組合としての対応。
①免税点の引き上げ(現行1千万円から平成16年以前の3千万円へ)を引き続き中央会を通じて要望してほしい。
②軽減税率に対する補助金制度の解説等、全飲連からの情報提供をお願いしたい。
●山口県
・2021年第59回全国大会を山口県において誘致したい。中・四国ブロックの支援を賜りたい。
●香川県
・組合員の減少対策として①軽減税率導入についての説明会の開催。②電力の自由化に伴うコスト削減の提案。③消防法改正にあたり消火器メーカーと業務提携をする。【令和元年度の提案事項】
●岡山県
・組合員減少の原因を多角的に話し合う。
・全飲連に加入していない徳島・高知の両県に加入を勧める。
・全飲連と国会議員との太いパイプを築き、要望が通りやすい環境をつくる。
●島根県
・組合員サービスの拡充。
・組合員数増加策。
・消費税増税・軽減税率制度導入により、外食、イートイン(店内飲食)、テイクアウト、出前・宅配などで税率が異なり煩雑になる。混乱を回避する具体策はあるのか。
●広島県
・2021年6月から義務化されるHACCPについて、人員不足の中小規模飲食店にとってハードルが高い制度。現状の衛生管理方法でもよいのではないか。
・2019年4月から有給休暇の義務化が施行されたが、従業員確保が難しく人員不足の飲食業界では実施が困難。取得日数の低減もしくは義務化の撤廃をのぞむ。
・2023年10月からインボイス制度が始まり、免税者がいなくなるようなことについて、今後中央会全飲連はどう対応するのか。
●山口県
・受動喫煙防止の取組みについて。
・軽減税率導入について。
・2021年度の全飲連全国山口県大会について。
●香川県
・健康増進法についての罰則の説明はJTが、HACCPについては食協が中心となっているところが見受けられるが、官公庁からの情報や連携はどうなっているのか教えてほしい。
・消費税率引き上げに伴うキャッシュレス・ポイント還元事業について、またNHK受信契約(カラオケモニター)について等、早めの情報提供をお願いしたい。
・交際費課税の特例措置に関する展望を教えてほしい。
以上の項目が各組合より報告されました。■全飲連関係報告事項等
6ブロック共通で、左記の項目が報告されました。
①受動喫煙防止対策の推進について
②健康危機未然防止のための衛生管理強化への対応
③組織拡充推進月間活動について
④全飲連事業レンタル機器・新電力等の各組合の取り組み状況
⑤第58回全飲連全国ぐんま高崎大会開催概要について
●生活衛生同業組合活動推進月間の実施等について(厚生労働省より)
活動月間の推進について、厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生課長より、全国都道府県の衛生主管関係の長に協力の依頼があったことが報告されました。
①衛生基準の遵守に向けた自主点検活動等の衛生活動の推進、②生活衛生同業組合に関する広報・啓発の推進、③生活衛生同業組合を中心としたネットワークの拡充、④若手・後継者等の人材育成及び若手による組合活動の活性化、⑤営業者、消費者及び行政等の関係機関による連携・対話の推進の5項目を重点活動項目とした取組みに対し、厚生労働省も後援等の協力をしていく。行政、関係機関及び関係団体等の連携・協力のもとに、月間の活動推進が図られるよう、各都道府県等に対し、生衛組合及び都道府県生活衛生営業指導センターが実施する月間関連事業について格別の支援等を要請しました。
【推進月間等における自治体の取組み事例】
・保健所担当者会議で、県指導センター業務及び組合業務を説明。
・県下全保健所における生衛組合・指導センターとの意見交換。
・広報誌・情報紙へ「生活衛生同業組合活動推進月間」について掲載。
・都道府県等HPへ「生活衛生同業組合活動推進月間」等の掲載、など。
【生衛組合加入促進への協力事例】
・営業許可書交付時にパンフレット等を手渡し。
・新規開業者へのチラシ・ポケットブック等の配布。
・生衛組合未加入者へ組合情報を提供する、など。
【各生衛組合との協力・連携事例】
・災害時等に備えた協力・応援協定の締結(物資の備蓄、被災者の受入、被災者へのサービス提供など)。
・地域における高齢者、妊産婦、乳幼児、子ども等の見守り隊としての協力連携(認知症サポーター、子ども110番の家など)。
・各種地域活動、スポーツ、催し物等開催時の連携。
・訪日外国人客の受入促進のための情報発信等の連携など。■第58回全飲連全国ぐんま高崎大会について
全国大会は2020年6月3日(水)に群馬県高崎市にある“音楽の街高崎”のシンボルとして長い間市民に愛され続けてきた「群馬音楽センター」で開催されます。群馬県の深堀達義理事長が、多くの参加を呼びかけました。大会キャッチフレーズは「上州・群馬の採食健美 ようこそ“縁起のいいまち”高崎へ」。縁起だるまの生産量が日本一というだるまの故郷、市街地から自動車で10分程のところに広がる自然豊かな観音山丘陵の山頂にたたずむ高崎白衣大観音(高さ41.8メートル、胎内は9階からなり、拝観もできる)が約80年にわたり見守り続けてきた高崎。全国有数の日照時間の長さや中山道の宿場町であり交流人口も多かったことなどもあって、明るくカラッとした市民性、県民性で、おもてなし精神も旺盛です。
11月20日(水)に事務局長会議が高崎市で開催され、会場の視察や全国大会についての質疑応答が行われました。■令和元年度ブロック委員会開催日程(開催順)
ブロック別 担当組合 開 催 日 開 催 場 所 関東・甲信越 群馬県 9月10日(火)
委員会14:00~16:30
懇親会18:00~20:00草津温泉 喜びの宿高松(群馬県吾妻郡草津町) 関 西 和歌山県 9月17日(火)
委員会14:00~16:30
懇親会17:00~19:00白浜温泉 むさし(和歌山県西牟婁郡白浜町) 中・四国 香川県 10月8日(火)
委員会16:00~18:00
懇親会18:00~20:00高松市 花樹海(香川県高松市西宝町) 九 州 福岡県 10月21日(月)
委員会14:00~16:30
懇親会 18:00~20:00福岡市 アークロイヤルホテル
(福岡県福岡市中央区天神)北海道・東北 秋田県 10月29日(火)
委員会15:00~17:00
懇親会17:30~19:30旧料亭 金勇(秋田県能代市柳町) 東海・北陸 福井県 11月12日(火)
委員会15:00~17:30
懇親会18:30~20:30あわら温泉 まつや千千(福井県あわら市舟津)