全国組織の結束力を強化・発信

魅力的な観光資源となる食文化を担う

第57回全飲連全国沖縄県大会 


 

  沖縄県飲食業生活衛生同業組合 理事長
大会実行委員長 鈴木 洋一
全国飲食業生活衛生同業組合連合会
  会長 森 川  進  

 『沖縄の食は、旅人の心を刺激する。』をキャッチフレーズに、第57回全飲連全国沖縄県大会が、令和元年6月26日(水)に宜野湾市の沖縄コンベンション劇場で盛大に開催されました。
 ウェルカムアトラクションとして琉球王朝の文化の華と言われる琉球舞踊の中から宮廷舞踊「古典舞踊」、そして王朝崩壊後の商業演劇の中で生まれた「雑踊(ぞうおどり)」が披露され、会場は琉球文化に包まれました。
 
●かりゆしウエア着用で沖縄らしく結束力をアピール
 舞台下から“迫り”を使ってミス沖縄と一緒に森川進会長が登場し、井上富義大会委員長の「開会宣言」によって式典が開幕しました。
 沖縄の文化や自然をモチーフにしたデザインシャツ “かりゆしウエア”を、登壇の都道府県代表者が全員着用した姿は見応えがあり、全飲連ネットワークの結束力が沖縄の地にふさわしい演出で発信されました。
 大会実行委員長で沖縄県飲食業組合理事長の鈴木洋一氏が「近年の沖縄では、国内のみならず外国客数も増えており昨年度は999万9千人と過去最高を記録しました。食の魅力は観光の魅力でもあり、それらを提供する飲食店が安心安全に経営できることが、組合の存在意義。業界を取り巻く様々な問題に行政と連携しながら飲食業界を盛り上げていきます」と挨拶。大会のキャッチフレーズ「沖縄の食は旅人を刺激する。」のように、琉球王朝時代、アメリカ統治下、家庭料理、諸外国とのチャンプルーなど、歴史から生まれた様々な顔の食文化があり刺激的。この機会にぜひ堪能してほしいと呼びかけました。
 続いて森川進全飲連会長より「新天皇のご即位のもと、令和の新しい時代を迎えるにあたり、日本国民として心よりお慶び申し上げる次第です。さて、近年飲食業界を取り巻く環境は、受動喫煙防止に関する問題をはじめ、軽減税率への対応や外国人材受け入れ制度への対応など著しく変化しています。飲食業界の存在価値を内外にアピールし、情報共有を図るためにも、平成元年以来30年ぶりに沖縄大会を挙行できましたことは、大変有意義なものと感謝いたします。沖縄県組合の皆様には日夜奔走していただき、御尽力いただきましたことに御礼申し上げます」と挨拶がありました。
 
●188名の組合員を表彰
 「来賓祝辞」では、安倍晋三内閣総理大臣のビデオレターが紹介され、その後に、根本匠厚生労働大臣(代理:竹林経治厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生課長)、玉城デニー沖縄県知事(代理:糸数公沖縄県保健医療部保健衛生統括監)、次期参議院議員選挙では全飲連唯一の推薦候補となる木村義雄参議院議員、松川正則宜野湾市市長、一般社団法人全国生活衛生同業組合中央会伊東明彦専務理事、株式会社日本政策金融公庫市川健太専務取締役といったそうそうたる方々からご祝辞を頂戴しました。
 「表彰式」では、日頃の組合員の活動に対して表彰状と感謝状が贈られました。厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰が27名、(一社)全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状が37名、全飲連会長表彰が124名。また、全飲連会長特別感謝状が愛知県飲食生活衛生同業組合豊川支部に授与されました。
 続いて、前回開催県である大阪府に感謝状と記念品が贈呈され、亀岡育男大阪府理事長が謝辞を述べました。
 
●次回開催は群馬県高崎市
 香川唯雄全飲連副会長による「大会宣言」決議が行われ、会場全体が飲食業に携わる者としての責務を再認識し、決意を新たにしました。
 続いて、原田啓助全飲連副会長より、次期全国大会開催地が「群馬県高崎市」と発表されると、深堀達義群馬県飲食組合理事長と大勢の組合員の皆さんが登壇し、熱い気持ちのこもったピーアールが行われました。
 大会旗が沖縄県の鈴木大会実行委員長から森川会長に、さらに来年度の開催県の深堀理事長へと手渡されました。狩俣博美沖縄県副理事長の「閉会のことば」で、晴れやかに展開された式典が閉幕しました。
 その後、休憩をはさんで「スペシャル特別ゲスト夏川りみonステージ」が行われ、心にしみる歌声に会場は大盛り上がりとなりました。