国民生活金融公庫
生活衛生改善貸付(衛経)に運転資金が追加
  平成20年4月から、国民生活金融公庫の生活衛生改善貸付(衛経)の使いみちに、仕入れや諸支払い等に利用できる「運転資金」が追加されました。衛経をうまく活用しましょう。

「無担保・無保証人」なのに、さらに低利!
 運転資金の借り入れの場合、振興貸付と衛経を比較してみると、振興貸付の場合は、担保・保証人付で2.65%、担保・第三者保証人無で3.30%の利率。
 衛経の場合は、無担保・無保証人で2.35%とさらに低利。
(利率はいずれも平成20年6月11日現在)

設備資金と運転資金を1口で借りると、返済計画がたてやすい
 衛経は、設備資金と運転資金を1口で借入できるようになったので、返済計画もわかりやすく、次の設備投資など将来の資金計画も立てやすくなります。

現在返済中の衛経残高を借り替え、一本化して返済負担を軽減
 衛経借入の残高がある方が新たに衛経を借り入れる場合、現在返済中の衛経残高を同時に借り替え、残高を一本化することによって、月々の返済負担が軽減するケースもあります。
*金利の変動により総返済額が軽減されないこともあります。
*現在利用中の衛経残高や毎月の返済元金などによっては、一本化しても返済元金が軽減できないことがあります。

政府の「原油等価格高騰対策」に基づき
「セーフティネット貸付(経営環境変化資金)」を拡充

 国民生活金融公庫は、政府の「原油等高騰に関する緊急対策関係閣僚会議」において取りまとめられた「原油等価格高騰対策」に基づき、7月7日からセーフティネット貸付及び生活衛生セーフティネット貸付の拡充を行います。
 また「原油・原材料価格上昇に関する特別相談窓口」を設置し、原油等価格の高騰により一時的に業況の悪化を来している方の融資や返済条件の緩和等の相談にきめ細かく対応し、「セーフティネット貸付(経営環境変化資金)」などのご融資により経営基盤の強化を支援しています。

1、セーフティネット貸付(経営環境変化資金)
1.融資制度の拡充内容
融資限度/一般貸付とは別に4,800万円
据置期間/〈設備資金〉3年以内。〈運転資金〉1年以内(特に必要な場合3年以内)
2.ご利用いただける方/一時的な売上高の減少等業況が悪化している方、社会的な要因による業況悪化により資金繰りに支障を来たしている方などで、中長期的には、業況が回復し発展することが見込まれる方。
3.資金の使い道/設備資金・運転資金
4.返済期間/設備資金・15年以内〈うち据置期間3年以内〉。運転資金・5年以内(特に必要な場合7年以内)〈うち据置期間1年以内(特に必要な場合3年以内)〉
5.利率/年2.65%~
6.保証人・担保/融資に際しての保証人、担保(不動産、有価証券等)は希望を伺いながら相談。

2、生活衛生セーフティネット貸付(経営環境変化資金)
1.融資制度の拡充内容
融資限度/振興運転資金貸付とは別に5,700万円
据置期間/1年以内(特に必要な場合3年以内)
2.ご利用いただける方/生活衛生関係の営業を営む方のうち、振興計画の認定を受けている生活衛生同業組合の組合員であって、一時的な売上高の減少等業況が悪化している方。または社会的な要因による業況悪化により資金繰りに支障を来たしている方などで、中長期的には、業況が回復し発展することが見込まれる方。
3.資金の使い道/運転資金
4.返済期間/5年以内(特に必要な場合7年以内)〈うち据置期間1年以内(特に必要な場合3年以内)〉
5.利率/年2.65%
6.保証人・担保/融資に際しての保証人、担保(不動産、有価証券等)は希望を伺いながら相談。
※利用にあたっては、振興計画の認定を受けている生活衛生同業組合の長が発行する「振興事業に係る資金証明書」が必要です。
   * * *
 設備資金=社会的な要因などにより企業維持上緊急に必要とする設備資金のこと。
 運転資金=経営基盤の強化を図るために必要とする運転資金のこと。
*拡充内容の取扱期間は、平成21年3月31日まで。
(平成20年7月7日現在)