全飲連創立50周年記念東京都大会開催 首都東京から飲食業界の振興、繁栄を祈念
大会実行委員長(東京都理事長)
市野 直春全国飲食業生活衛生同業組合連合会
会長 加 藤 隆
大会スローガン
1.創立50周年を迎えた全飲連組織が持続的かつ安定した発展を続けて行くために、経済社会の動向を踏まえ、飲食業界の更なる発展と社会的地位向上を目指すとともに、組織拡充対策として厚生労働省課長通知に鑑み、地域において行政等との連携のもと新規事業者等の組合加入促進を図り、併せて全飲連の組織力を生かした組合活動に全力を注ごう。2.政府の社会保障・税の一体改革において、短時間労働者への社会保険の適用拡大には事業者負担の増大の観点から慎重な対応を求めるとともに、消費税の引き上げには飲食業者及び食品関連業種には軽減税率の適用とし、総額表示の義務付けの廃止及び中小企業における交際費課税も撤廃するように強く求める。
「東京から日本の飲食を元気に!」というメッセージを発信しながら、全飲連創立50周年記念東京都大会が平成24年5月30日(水)に東京国際フォーラムにて盛大に開催されました。
全飲連創立50周年にあたり、日本の首都である東京にて、東京都組合や全飲連役員を中心に準備が進められ、東京ならではの大会を実現することができました。大会では24年度全飲連の事業目標として2つの大会スローガンが掲げられました。●組合員が一丸となり厳しい時代を乗り越えよう
式典は宍道榮一郎大会委員長(鳥取県理事長)の開会宣言によって開幕し、都道府県代表者紹介、大会旗入場、国歌斉唱と続き、全飲連と飲食業界の発展に尽力した物故者に対する黙祷が捧げられました。
市野直春大会実行委員長(東京都理事長)は「今年は全飲連が設立されて50年の節目。昨年の東日本大震災によって、原発事故の影響によって大きな影響を受けています。しかし、こんな時だからこそ、飲食業界が一致団結し、国民の食≠フ安心と安全を守るという使命を全うしていかなければなりません」と挨拶しました。
続いて、大会会長である加藤隆全飲連会長は「昨年の東日本大震災の影響等、飲食業を取り巻く経営環境には依然として厳しいものがあります。加えて高まる食への安心、安全面での外食関連事業は消費者の一段と厳しいニーズに的確に対応しなければなりません。このような厳しい時代だからこそ全国の組合員の皆様が一丸となる大会には意義深いものがあります」と挨拶しました。●12名の方からご祝辞をいただく
来賓を代表して厚生労働大臣小宮山洋子様代理・厚生労働省健康局長外山千也様、東京都知事石原慎太郎様代理・東京都副知事吉川和夫様、衆議院議員谷垣禎一様、衆議院議員伊吹文明様、衆議院議員麻生太郎様、衆議院議員石原伸晃様、衆議院議員赤松広隆様、衆議院議員安倍晋三様、衆議院議員金田勝年様、財団法人全国生活衛生営業指導センター専務理事小宮山健彦様、鞄本政策金融公庫常務取締役中村吉夫様、参議院議員小坂憲次様よりそれぞれご祝辞をいただきました。●295名の組合員を表彰
厚生労働大臣感謝状が37名、厚生労働省健康局長表彰が31名、(社)全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状が41名、全飲連会長表彰が186名、また全飲連会長特別感謝状を6組合支部、団体がそれぞれ受賞しました。受賞者を代表して三井宏允氏(東京都)が謝辞を述べました。続いて前回開催県である岐阜県に感謝状と記念品が贈呈され、榎坂弘平副理事長が謝辞を述べました。●神業に会場が魅了された
石川東功全飲連副会長(埼玉県理事長)による大会宣言、亀岡育男全飲連理事(大阪府理事長)による地域の飲食店活性化ビジョン21の発表を経て、特別プログラム・いっこく堂スーパー腹話術が行われました。
テレビでおなじみのいっこく堂による腹話術で会場を魅了。人形でのやり取りや、腹話術とモノマネを融合させたネタで会場のボルテージは最高潮に達しました。●第51回・宮崎大会に向けて
柳川一朗全飲連副会長(神奈川県理事長)により次回の全国大会は、平成25年5月29日(水)に宮崎市民文化ホールにて開催されることが発表されました。
宮崎県の代口修理事長をはじめ、組合員が登壇し、50周年を迎えた全飲連の勢いをそのままに次回大会へ繋げるためにも、全国から多くの組合員に参加してもらいたいと呼びかけました。そして大会旗が市野理事長から加藤会長へ、さらには代口理事長へと託されました。
最後に原田啓助東京都副理事長が閉会の言葉を述べると、会場は拍手に包まれ、大盛況のうちに閉会となりました。●同時開催 東京都物産展示即売コーナー
東京国際フォーラムのホールA・2階ロビーでは「東京都物産店展示即売コーナー」が同時開催されました。先日、東京スカイツリーがオープンした墨田区から、伝統工芸、染め物、佃煮の展示即売が行われ、その昔から続く技に魅せられ、多くの人で賑わっていました。また、協賛企業の飲食店への提案展示ブースも設けられ、足を止めその説明を聞く人も多くいました。