2011年 第2回料理マスターズ受賞者が決定!
「生産者」と「消費者」をつなぐ「食」のプロフェッショナル
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 2011年の第2回 「料理マスターズ」受賞者が決定し、10月6日にホテルオークラ東京にて授与式及び受賞者記念式典が開催されました。8名の方にブロンズ賞が授与されました。
 「料理マスターズ」顕彰制度は、農林水産省が現役の料理人にフォーカスした、国が行う初めての料理人の顕彰制度です。事務局は農林水産省総合食料局食品産業振興課外食産業室に置かれています。
 この顕彰制度は、技術・技能が卓越していると認められる現役の料理人のうち、5年以上にわたり次のいずれかの取り組みを行い、他の模範とするにふさわしい功績のあった方が対象となります。
 

2011年 第2回料理マスターズ受賞者

■伊藤 勝康/ロレオール(岩手県)
 旬の朝採り野菜を中心に地場の食材を積極的に使い、洗練されたフランス料理として提供。地域の人々が食の感性を高める場、生産者が生産した食材の魅力を再認識する場としてもレストランを活用。
■伊藤 剛治/比良山荘(滋賀県)
 比良山系で採取される熊の肉をはじめ鹿、猪などの獣肉、安曇川や琵琶湖など地元の水辺で漁獲される鮎やうなぎ、近江野菜など、地場産の特徴ある素材を生かした和食を提供。
■梅原 陣之輔/ 坐来大分 (東京都)
 アンテナショップ型レストランというカテゴリーを開拓した先駆的な事例であり、豊後牛、しいたけ、日田鮎、関あじ・関さばなど大分の優れた食材を使って、都内から全国に情報を発信している。
■川島 宙/ レストランテ・アコルドゥ(奈良県)
 食材が育まれる地域の風景や、そこから連想されるイメージを皿の上に表現し、独特のネーミングと細心の給仕タイミングで、食す人の記憶に触れるモードスパニッシュを提供。
■坂田 幹靖/GINZA Kansei(東京都)
 1990年の開店以前から国産食材を積極的に使用し、各地の優れた生産者や産地との交流を深め、その魅力を発信し続ける。とりわけ野菜について、シンプルな調理法で素材の味わいや食感を最大限に引き出す。
■中道 博/ レストラン モリエール(北海道)
 北海道を代表するフレンチシェフ。2008年洞爺湖サミットでの料理提供など数々の実績を重ねながら北海道食材ならびに生産者のPR、食をテーマにした観光による地域の活性化に貢献してきた。
■宮本 健真/リストランテ・ミヤモト(熊本県)
 熊本らしさを魅力とするイタリア料理を提供している。熊本という環境を改めて見つめ直し、熊本の豊かな自然や大地と共生して自然農法、有機農法に取り組む生産者を発掘。
■青木 定治/パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(パリ)
 伝統的なフランス菓子の配合に、抹茶・餡・柚子などの日本の食材を取り入れることで、フランスのみならずヨーロッパに「和の食材」の魅力を知らしめた。
 なお、この「料理マスターズ」制度についての詳細は、左記へ。
 
林水産省食料産業局食品小売サービス課 外食産業室
代表:03―3502―8111(内線4156)
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/gaisyoku/kensyou/