ト ピ ッ ク ス
全国の飲食店組合活動の話題
 静 岡
食事バランスガイドを活用したメニュー開発
料理のプロがつくる創作メニューコンテスト

 静岡県飲食業生活衛生同業組合(森川進理事長)は、外食における原産地表示に関するガイドライン普及のため、栄養バランスを考えた料理コンテストを開催しました。
 平成19年度料理のプロ「おすすめ食事バランスメニュー」創作フェアコンテストは、プロの料理人(飲食店経営者及び従業員。組合非加入者も含む)を対象に、全県から作品を募集。1次、2次審査を経て優秀作品を選定し、上位メニューを掲載したレシピ集を作成。レシピ集を使った料理講習会等を通し、一般消費者にバランスのとれたメニューの普及を図ろうというもの。
 作品は800円以内の定食メニューで、条件は
1.「食事バランスガイド」に基づいた栄養バランスの取れたメニューであること。(※注)
2.地産地消による地域の名物料理となりうるメニュー(材料に2種類以上の地元食材を取り入れる)
3.一般家庭でも普及可能なメニュー
4.入選したメニューは自店のメニューに取り入れること。
 第1次書類審査を通過した10人が参加し、9月11日静岡市・あざれあで、第2次審査が行われました。2次審査では1次通過者が実際にメニューを調理し試食審査により採点。審査員は、管理栄養士、組合役員、一般消費者ら10人。味はもとより、今回のテーマである審査基準に基づき採点した結果、最優秀賞1点、優秀賞1点、優良賞3点が選ばれました。
 優秀作品は、レシピ集にまとめ、10月から2ヶ月にわたりレシピ集を使った料理講習会を10会場で開催し、多くの会員、消費者の方に紹介しました。

【最優秀賞】「骨まで愛してイワシ唐揚げ定食」武實(大仁支部)
【優秀賞】「ごち惣バランス寿司弁当」森卓爾(富士支部)
【優良賞】「魚と豆腐の蒸し物」赤堀鉄夫(大東支部)、「地元食材・カラフルランチ」風祭 清次(沼津支部)、「田舎寿司」菊入史浩(伊東支部)
teisyoku
  最優秀賞「骨まで愛してイワシ唐揚げ定食」

(※注/主食1.5〜3sv、副菜2〜3sv、主菜1〜3sv、牛乳・乳製品0〜2sv、果物0〜2svとする。)


 熊 本
熊本県飲食業生活衛生同業組合 創立40周年
takesita kumamoto
竹下和生理事長

 10月16日(火)、ホテル日航熊本において、熊本県飲食業生活衛生同業組合創立40周年記念式典と祝賀会が開催されました。
 当日は熊本県知事潮谷義子様をはじめとする多数の来賓、全飲連からは田中清三会長を筆頭に各委員長、副会長、近隣組合の理事長が招かれ、創立40周年を祝福しました。
 式典のオープニングでは、「創立40周年の歩み」が映像で流されました。続く主催者代表挨拶では、竹下和生熊本県理事長が「初代理事長鴻池仙市氏のもとに2,300名が集い発足しました。今日までの間、皆様からご支援いただいたことに心から感謝します。まだまだ中小飲食業界を取り巻く経営環境は厳しいが、熊本県の食の安全・安心を守り、業界の健全な発展に寄与したい。今後ともご指導をよろしくお願いいたします」とスピーチしました。
 熊本県組合は昭和42年に発足、昭和43年に全飲連に加入、昭和50年には第13回全飲連熊本県大会を開催、昭和55年に営業指導センター加入、昭和57年には自前の「飲食会館」を建設しました。
 式典では、創立45周年記念表彰授与式が行われ、自由民主党総裁感謝状表彰として5名が、社団法人全国中央会理事長感謝状表彰として10名が、全飲連会長感謝状表彰として20名が、それぞれ受賞されました。