全飲連全国京都府大会  記念講演会

『京都で生まれた日本の優しさ 
〜京のあたりまえ〜 その心としきたり』

 

 

     
     
講師の岩上 力氏

 総会終了後、青年部・女性部の参加を対象に、作法コメンテーターの岩上力氏をお招きし、『京都で生まれた日本の優しさ〜京のあたりまえ〜その心としきたり』と題した講演会が行われました。
 1200年もの長きにわたり歴史の中で京都が埋没することなく、日本人の心のふる里として愛され続けてきたのは、京都人の知恵ともいうべき「京都のしきたり・作法」があったから。激動する現代社会であっても、人と人との温かいふれ合いや、人間としての優しい心は決して失ってはならないということを、「京のあたりまえ」から知ってほしいという岩上氏のメッセージに、参加者は熱心に耳を傾けました。

■講師略歴
 1947年京都府宇治市生まれ。舞台芸術学院を経て劇団「親国劇」に入団。その親国劇時代から礼法の研究に勤しみ、83年儀式作法研究会を設立。以来各方面にて儀式作法教室の講師を務めるとともに、作法コメンテーターとしてテレビ、ラジオに出演。現在、儀式作法研究会代表、NHK京都文化センター講師、京のくらしの作法会講師、京都検定講習会(京都商工会議所)講師。主な著書に『京のあたりまえ』『京の儀式作法書』『京の宝づくし縁起物』がある。