食育推進基本計画が決定
朝食を食べない小学生をゼロに

 昨年制定された食育基本法に基づく「食育推進基本計画」が、平成18年3月31日に国民の食生活改善と健康増進を目指す食育推進会議(会長:内閣総理大臣)において決定されました。
 小泉首相は「食生活と運動、休養が健康の3原則だと考えている。医者や薬も大切だが、正しい食生活を送ることが健康の基本」と述べ、食育推進の重要性を強調しました。
 この基本計画の決定により、各都道府県・政令市・特別区では、「食育推進基本計画」に盛り込まれた施策について積極的な取組を推進していくとともに、地域の実情を踏まえた食育推進計画の作成及び実施に努めていきます。
 計画では、平成22年度までに、朝食を食べない小学生をゼロにすることや、平成22年度までの5年間食生活の乱れが目立つ20代から30代の男性についても、朝食を食べない人の割合を15%以下に抑えるなどの数値目標が定められています。また、食に対する子どもの関心を高めるため、地元で生産された食材を学校給食で使う割合を30%以上にすることもめざしています。