森川会長勇退 亀岡新会長へバトン
ウィズコロナの下で
新たな組織づくりに向かう
令和2年度 第1回理事会及び第58回通常総会
全飲連会長(2013年12月〜2020年7月)と中央会理事長を2期通算4年務めた森川進氏と新全飲連会長に就任した大阪府理事長の亀岡育男氏(右)

 令和2年7月28日(火)午後2時より、群馬県高崎市のホテルメトロポリタン高崎で、令和2年度第1回理事会及び第58回通常総会が開催されました。
 新型コロナウイルス感染症の拡大が心配される中、理事総数42名のうち出席理事24名、出席監事2名で「令和2年度第1回理事会⑴」が開かれました。
 冒頭、深堀達義群馬県理事長より「本来でしたら6月3日に全飲連全国ぐんま高崎大会が開催され、その前日に行われるはずの会議が、本日開催となりました。役員改選があり、全国大会についても討議する大切な会議ですので、ご協力をお願い致します」とあいさつがありました。
 続いて森川進会長より「全国大会は10月7日に延期になりました。コロナ禍にあって、それぞれのご商売もままならないところですが、各理事長さんには組織の活性化に力を尽くしていただきたくお願いする次第です。本日はご出席いただきましてありがとうございます」とあいさつがありました。
 議事進行については、第1号議案「令和元年度事業報告の承認の件」、第2号議案「令和元年度収支決算報告の承認の件」、第3号議案「令和元年度会計監査報告」、第4号議案「令和元年度余剰金処分案の承認の件」、第5号議案「令和2年度運営資金借入案の承認の件」が、3月27日に令和元年度第3回理事会の代わりに行われた正副会長会議で既に承認されており、この場では第6号議案「第58回全国ぐんま・高崎大会について」の審議が行われました。
 群馬の深堀達義理事長からは、「2月末には1,000人の予備登録をいただいていましたが、コロナ禍が深刻化し、全国大会開催日程の変更を余儀なくされました。現在は、19の組合からの予備登録が無い状態です。群馬県の組合としては感染症予防ガイドラインを作成し、来場者の安全確保を徹底しながら、10月の全国大会開催をめざしたいと考えていますが、本日は皆さんの意見を拝聴したいと考えています」という発言がありました。
 次回全国大会開催に名乗りを上げている山口県の青木光海理事長は「全国の飲食店の仲間が苦しんでいるこの状況下で、全国大会の開催が必要なのか疑問。山口県も来年開催は難しいと考えています」と意見を述べました。森川議長からは、「会長として発言させてもらうなら、全国大会は全飲連の組織力を示す見せ場。生活衛生同業組合の中でも、飲食業組合は政治的にも影響力を持ち、飲食業界の環境改善や活性化を優位に進めるためにも全国大会開催は必要です。人の知恵を駆使して、この状況下でもできる全国大会があるのではないでしょうか。前を向いていくべきでは」という意見がありました。大阪府の亀岡理事長も「もっと議論を重ねる必要がありそうです。全国大会は全飲連最大の事業で、その年度の方針を決める大切な場所です」と述べるなど、他にも様々な意見が出されましたが、ぐんま県高崎大会の開催については、8月18日開催予定の正副会長会議で最終決定が出されるということになりました。
 続いて、通常総会に移り、第1号から第7号議案については一括して審議や質疑応答を行い承認されました。第8号議案「役員改選(理事・監事)」では、理事40名と監事2名の候補者が紹介され承認されました。
 次に「第1回理事会」⑵が理事総数40名のうち出席理事25名、出席監事2名で行われました。第1号議案「会長・専務理事の選任」では、森川進会長が6月19日に任期満了となり、新会長には大阪府の亀岡育男理事長が選ばれ承認されました。専務理事には引き続き小城哲郎氏が選任され承認されました。
 第2号議案「副会長の選任(12名)」では、6つのブロックごとにブロック長を選任。また、亀岡新会長の指名による6名も選任され、どちらも承認されました。
 そして、亀岡育男新会長より「世の中が激変しています。各県の理事長さんたちはそれぞれの実情にご苦労をされていることと思いますが、こんなときこそ公益・共益・私益の多様な視点が大切です。全飲連の役割は政治課題に物申すこと。それができる組織であること。内側の組織づくりについてもしっかり取組み、良い形に落とし込んでいきたいです。ご協力の程をよろしくお願いします」とあいさつがありました。また、今期のブロック委員会の開催については、9月〜11月の3カ月にわたって行われます。「全飲連の事業の目玉ですので、コロナ対策を万全にしながら開催してください」と小城専務より注意喚起がありました。
 次に第3号議案「その他」では、日頃から全飲連の活動を支援するJT(日本たばこ)、株式会社ネクシィーズ、株式会社ミツウロコグループホールディングスより、事業や活動報告、新商品の紹介など、全飲連に有益な情報が提供されました。
 埼玉県の飯野健三理事長の閉会の辞で会議は幕引きとなり、18時より懇親会が行われました。

●会長
亀岡  育男(大阪府)
●副会長
齊藤  育雄(秋田県)
原田  啓助(東京都)
飯野  健三(埼玉県)
井上  富義(大分県)
中田  正己(三重県)
国島  正富(神奈川県)
深堀  達義(群馬県)
杉浦  朝夫(愛知県)
守屋  博司(岡山県)
千玉  敏之(広島県)
入江  眞弘(兵庫県)
吉田  彰友(佐賀県)
●専務
小城  哲郎(全飲連事務局)
●理事
小笠原 義彦(岩手県)
矢萩 長兵衛(山形県)
紺野  和博(福島県)
渡辺  三夫(栃木県)
小山内  仁(千葉県)
藤井  國廣(長野県)
町田  宏之(新潟県)
山下  倹治(富山県)
鍋島  盛雄(石川県)
中村   勉(福井県)
高橋  重夫(岐阜県)
森川   進(静岡県)
牧野  順二(京都府)
増井  義久(奈良県)
田中  大治(和歌山県)
青木  光海(山口県)
宍道 榮一郎(鳥取県)
後藤   勇(島根県)
平田  孔司(香川県)
砂田  市雄(愛媛県)
竹野   孔(福岡県)
藤本 淳次郎(長崎県)
横山  佳之(熊本県)
肥田木 康正(鹿児島県)
田崎   澄(宮崎県)
鈴木  洋一(沖縄県)
●監事
岡安   貢(埼玉県)
桑原  勝宏(群馬県)
●事務局長
園田  房枝(全飲連事務局)
            (敬称略)


■副会長(ブロック長6名+会長指名6名)12名

●ブロック長
東   北  齊藤 育雄(秋田県)
関東・甲信  原田 啓助(東京都)
東海・北陸  杉浦 朝夫(愛知県)
関   西  入江 眞弘(兵庫県)
中国・四国  守屋 博司(岡山県)
九   州  吉田 彰友(佐賀県)

●会長指名
国島 正富(神奈川県)
飯野 健三(埼玉県)
深堀 達義(群馬県)
中田 正己(三重県)
千玉 敏之(広島県)
井上 富義(大分県)
        (敬称略)